
八王子市選挙管理委員会が6月11日、東京都議会議員選挙に向け、多摩美術大学(八王子キャンパス=八王子市鑓水)の学生がデザインした選挙啓発ポスターの掲示を始めた。
同大の学生とコラボするのは今回で4度目。2023年の八王子市議会議員選挙、昨年1月に行われた八王子市長選挙、同6月に行われた東京都知事選挙と東京都議会議員補欠選挙以来となる。
今回は都議選のほか、今夏に行われる予定の参議院議員選挙への投票を呼びかけようと企画した。同大の学生はこれまで、投票を済ませたことを選挙管理委員会が証明する書類である「投票済証」のデザインなどを手がけてきた。今回は投票済証に加え、市民に投票を呼びかけるポスターのデザインを学生が手がけた。
ポスターや投票済証のデザインは、同大の学生有志による「Studio hash」が手がけた。八王子市選挙管理委員会の職員は「若年層の有権者に選挙を身近な存在として感じてもらうことをテーマに、企画からデザインまで学生主体で行った」と話す。
「Studio hash」代表の岡副新太さんは「選挙は大事なものだが、気負わずに気軽に選挙に行ってもらおうと、親しみやすく温かいイメージのデザインにした」と話す。
ポスターは都議選の投票日である今月22日まで市内580カ所のポスター掲示場に掲示する。投票済証は、期日前投票所を含む市内の投票所で投票を済ませ、投票所の職員に申し出た希望者に配布する。