10月に行われる「八王子古本まつり」に向け現在、同イベントの主催者が読まなくなった書籍を寄付するよう八王子市民に呼びかけている。

チャリティー販売のため読まなくなった古書を募集

　2009（平成21）年10月に初開催し、八王子駅前の西放射線通り商店街（ユーロード）で春と秋に行われている同イベント。主催は「八王子古本まつり実行委員会」。33回目の開催となる次回は10月10日～14日、古書店による古書販売やさまざまなイベントを行う。

　期間中、ユーロード沿いの三崎町公園に、市民が読まなくなった書籍を1冊100円で販売する「商店街の古本チャリティー」コーナーを設ける。売り上げは、諸経費を除き全て八王子市社会福祉協議会に寄付する。今春行った前回は3000冊以上の寄付本が集まり、売り上げの中から約14万円を寄付した。

　今回は、同コーナーで販売する書籍の募集を9月8日から行っている。受け付ける本は、ハードカバー、新書、文庫、漫画、絵本、画集、写真集など。辞書、百科事典、雑誌、アダルト関連書籍などのジャンルは受け付けない。八王子市生涯学習センター（通称＝クリエイトホール、八王子市東町）内の図書館と住宅工営（旭町）で受け付ける。自宅などでの書籍引き受けは行わない。

　同実行委員会では現在、書籍の募集に加え、イベント期間中品出しや販売を行うボランティアスタッフも募集している。同会事務局の清水栄さんは「店番をしてみたい方は連絡してほしい」と話す。

　書籍引き受けは9月30日まで。