
甲州街道(国道20号)にあるイチョウ並木のギンナンの配布が10月26日、東浅川保健福祉センター第2駐車場(八王子市東浅川町)で行われる。
国道20号の維持管理を手がける国土交通省関東地方整備局相武国道事務所が1994(平成6)年から毎年秋に行っており、今回で28回目。
国道20号の高尾駅前交差点~追分交差点間にある約750本のイチョウは、1929(昭和4)年、多摩御陵(現在の武蔵陵墓地)の造営を記念して宮内庁が植樹した。並木全体が八王子市の天然記念物に指定されている。
並木の剪定(せんてい)などによって事前に集めたギンナンの実をブルーシートの上に広げ、参加者はそれを拾う。昨年は約70人が参加した。同事務所広報担当者は「道路利用者や地域の皆さま方に持ち帰ってもらうことで、歴史ある甲州街道の道路景観に親しみながら秋の気配を感じてもらうとともに、ギンナンの処分量低減という道路の維持管理の効率化に協力いただければ」と話す。
開催時間は10時~11時。持ち帰り用の袋や手袋は各自持参。小雨決行。雨天中止の場合は、25日16時以降にウェブサイトで案内する。