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「八王子駅南口集いの拠点 桑都の杜」整備関連条例成立 来秋開業控え

施設の500分の1の模型

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 八王子市が整備を進めている施設「八王子駅南口集いの拠点 桑都の杜(そうとのもり)」(八王子市子安町)に関連する条例が12月18日、八王子市議会で成立した。

「桑都の杜」開業に向けて話す初宿市長

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 市は現在、八王子駅南口から徒歩10分の場所にあり、2018(平成30)年に閉鎖された八王子医療刑務所の跡地を「集いの拠点」にするため整備事業を進めている。敷地面積は約5万2000平方メートル。愛称の「桑都の杜」は、一般公募の上、市内の小中学生による投票を経て、5月に決まった。

 市は計画に基づき、同所に「八王子中央公園」を整備し、公園内に図書館、博物館や交流スペースといった複合施設を設置するための4議案を、11月28日に開会した第4回市議会定例会に提出した。議案は12月18日に可決された。

 公園に設ける有料駐車場などに関わる規則を定めるため「八王子都市公園条例」と、複合施設内の図書館「八王子市憩いライブラリ」に関わる事柄を定めるため「八王子市図書館条例」を改正する。

 複合施設に関わる規定を定めた「八王子市八王子中央公園複合施設条例」、現在の八王子市郷土資料館(上野町)を廃館して新たにその機能を担う「八王子市歴史・郷土ミュージアム」を設置するための条例を新設する。同施設の開館予定日である2026年10月1日に施行される。

 同施設は学び・交流・防災の3つの機能を持つ拠点として、ライブラリーや交流エリア、展示・収蔵エリアなどを備えた「メイン棟」、大屋根広場などを設ける「活動展示室棟」、傾斜地を利用した「冒険の山」「未来の山」といった8つの山、「みんなの広場」「コミュニティー広場」「芝生広場」の3つの広場を設ける。

 初宿和夫八王子市長は「条例は来年10月のオープンに向けた法的根拠の整備。今後、開業に向けたムーブメントを市の組織の横断的な取り組みの中で盛り上げていくため検討を進めている」と話す。

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