日野自動車(日野市日野台3)が4月1日、「コーポレートアイデンティティーロゴマーク」をリニューアルした。
同日、三菱ふそうトラック・バス(川崎市)と経営統合し、両者の持ち株会社「ARCHION(アーチオン)」(品川区)のグループ企業として再出発した同社。これまでのロゴマークは「HINO」の「H」をモチーフにしたデザインで、 1994(平成6)年に制定した。ロゴマークの変更は32年ぶりになる。
新しいロゴマークはこれまでのロゴマークをベースにしながらも、反射を表現していた装飾などを取り外した。同社広報担当者は「SNSなどのデジタル環境をはじめ、多様なステークホルダーに力強い日野の印象が残るようにした」と話す。
看板は今後、ブランドカラーである「HINOレッド」をより強調したデザインにするという。「ARCHIONも赤をブランドカラーとして採用しており、統一感が感じられるような色使いとすることで、グループとしての一体感を示す」と同担当者。ロゴマーク変更後も車両に採用しているエンブレムは変更しない。
日野自動車は経営統合に伴い、4月1日付で独・ダイムラートラックのインド現地法人「ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ」の社長を務めたサティヤカーム・アーリャさんが新社長に就任した。今後、小木曽聡前社長は「アーチオン」の最高技術責任者を務める。
1963(昭和38)年から小型トラックなどの生産を担ってきた同社の羽村工場(羽村市)はトヨタ自動車に移管する。首都圏で日野自動車のトラック・バスの販売や整備などを手がける「南関東日野自動車」(港区)をはじめとした子会社5社は、日野自動車からの株式譲渡を経て、台湾の「和泰汽車(ホータイ・モーター)」傘下となった。
東証プライム市場に上場していた日野自動車の株式は3月30日をもって上場廃止となった。4月1日に「アーチオン」が新たに同市場に上場した。