京王電鉄は12月3日から、忘年会シーズンに合わせて臨時列車の運転を始めるなど、年末年始に向けた取り組みを始めた。
同社は毎年12月、深夜時間帯の混雑緩和を目的に臨時列車を運行している。臨時列車を運転するのは新宿~京王八王子間の京王線と渋谷~吉祥寺間の京王井の頭線の2線。「年末の忘年会シーズンに、お客さまの深夜時間帯のご利用が増加することに合わせて臨時に運転する」と同社。
臨時列車は今月3日から始まり、4日、10日、11日、17日、18日、24日、25日の毎週木曜・金曜に運行。翌日が天皇誕生日に当たる22日も臨時列車を走らせる。京王線の場合、23時台に新宿発高幡不動行きの特急2本、通勤快速1本を増発。24時台には高幡不動駅の通勤快速1本を増発する。どちらも高幡不動から先は各駅停車を利用することで、京王八王子までたどり着くことができる。「進行方向の後ろ寄りの車両が混雑する。前寄りも利用してほしい」。
年末年始に関しては今月30日から1月3日までの間、休日ダイヤで運行。大みそかは終夜運転を実施する。京王線の北野~京王八王子間、京王高尾線の新宿~高尾山口間では各駅停車を30~40分間隔で運行するという。
元旦は、高尾山の初日の出を迎える時間に合わせて都営新宿線本八幡から高尾山口行きの直通電車1本と、京王線新宿から高尾山口行きの特急2本を「迎光号」として運行。それぞれ先頭車両には「迎光」のヘッドマークを取り付けて運行する。