サイエンスドーム八王子(八王子市大横町)で12月15日から、館内をバルーンアートを使って装飾するクリスマスデコレーションが行われている。
同館は八王子市が運営する公共施設で、正式名称は「八王子市こども科学館」。首都圏で最大級を誇るプラネタリウムを持ち、館内を「見る」「触る」「創る」の3つの体験スペースで構成。今年7月22日の日本の陸地で観察できるものとしては46年ぶりとなった皆既日食の際には奄美大島、硫黄島から中継を実施したほか、部分日食の観察会を開催するなど科学に関連したさまざまなイベントも行っている。
同館がクリスマスにバルーンアートを飾るのは今年が初めて。今回は多摩地域を拠点に活動を行っているバルーンアーティスト・石井顕さんが制作を担当した。石井さんは1998年に「かぜのふね」(多摩市)を設立。店舗やイベントなどの際の装飾に加え、幼稚園や保育園、学校などに赴いては風船を使った表現の提案なども行っている。
今回は12色、約1,000個の風船を使って、サンタクロースやソリ、トナカイなどを作り、館内を飾った。「イルミネーションとは一味違ったデコレーションをお楽しみいただければ」と同館担当者。
開館時間は10時~17時。装飾は今月28日まで。期間中の休館日は21日と24日。