明星大学(日野市程久保2)日野キャンパス構内に1月8日、カフェ「Star Shops」が開店した。
同大学は1964(昭和39)年に開学。本部がある日野キャンパスに理工学部、人文学部、経済学部、情報学部の4つを、青梅キャンパス(青梅市長淵)に日本文化学部と造形芸術学部の2つを置く。現在、学部生、大学院生を合わせて約1万4,000人が学んでおり、今春には日本文化学部廃止を含む学部学科の改組を予定している。
「2年前、気軽に立ち寄れるカフェが近隣にないことから、女子学生2人が大学に提案したことが(カフェ開店の)始まり」と同大学広報グループの大塚さん。「自分たちが楽しめる場を」がコンセプトに約40人の学生が計画を練り上げ、大学などと連携を図ることで実現した。
店舗での業務は、障害者を対象とした就労支援などを行っているNPO法人「やまぼうし」(豊田4)のスタッフが担当。同NPOは日野市を中心に障害者の生活支援やグループホーム、通所授産事業などを行っており、「『やまぼうし』さんのスタッフの方に働いていただくことで、障害者就労支援を実現している」と大塚さん。
パンやコーヒー、ハーブティーや紅茶、ジュースなどの「カフェ」メニューに加え、「溶岩石焼窯の焼きたてピザ」「特製カレー」「日替わり弁当」なども用意。開店してから約2週間がたった現在、パンやピザは1日約400個、カレーや弁当は1日約70食が売れているという。「学生の立ち寄る場所にあることから人の入りはいい様子」(大塚さん)とも。
営業時間は平日11時~16時。学外の人も利用できる。