あきる野商工会（あきる野市秋川）は1月21日、商店街で使用できるポイントカード「るのかーど」をリニューアルした。

　同カードは商店街の大型店対策として1999年に導入。誰でも作ることができ、入会金・年会費は無料。加盟店での買い物や飲食の際、100円で1ポイントを付与するほか、一部店舗では10本以上の牛乳パックやペットボトルを持ち込んだ際にも「エコポイント」として1ポイントを付与している。そのほか、毎月25日に「ポイント2倍キャンペーン」を実施するなど、同カードを使った顧客サービスも行ってきた。1ポイントは1円として買い物の際に利用することができる。

　「（導入から）10年が経過し、ハードの故障が目立ってきた」と同商工会の種子さん。「ポイント端末機の製造も終了し修理できないケースも出てきた。そこで、ハードとソフトをリニューアルすることにした」。旧カードは約5万5,000枚が発行されたが、すべてのカードを交換する。

　今回導入したカードは家電量販店や大手CD店などでポイントカードとして使われている「リライト式」のもの。これまでは会員番号、今回取得したポイント、合計ポイントの3つを印字していたが、名前や発行日や有効期限なども印字できるようにした。「メッセージも印字できるのでカード会員に無料で広告やお知らせができる」という。

　新カードではあきる野市役所でさまざまな証明書を発行する際、ためたポイントを使って発行手数料に換えるなどの新サービスも追加。JR東日本の「Suica」やJTB旅行券、秋川渓谷「瀬音の湯」（乙津）の入浴券などとの交換などとも可能。今後は買い物以外の「ボランティアや健康イベントに参加した人にポイントを進呈する予定」だという。

　加盟店の中の約60店で小学生以下の子どもやその両親を対象とした「子育て応援カード」も発行。飲食の際、500円以下の商品のサービスなどを行う。