多摩永山情報教育センター(多摩市諏訪2、TEL. 042-372-7003)は2月22日、構内に「多摩永山ホテル」を開業する。
同センターは教育棟、講堂棟、研究棟、宿泊棟を備える複合施設。敷地面積は約1万平方メートル。セミナールームや多目的ホールなどを設け、企業・団体の研修などに使われている。これまで同センターの利用者のみ宿泊施設を利用できたが、今回、これを一般にも開放することになった。
「地域の方々の『手頃なホテルが近くにない』という声を聞き、リーズナブルな価格には相応のニーズがあると考えた」と同センターの運営を行う日本グローバル・インベストメント(千代田区)多摩永山ホテル準備室の雨宮さん。近隣には日本医科大学多摩永山病院(永山)などもあり、「帰省した際のご宿泊や入院されているご家族の方、多摩地区の大学受験生などのご利用を期待している」。
開業にあたり宿泊施設の一部を改修。室内のテレビを更新したほか、インターネットができるようにLANを新設した。車いす昇降機の設置など「消防とバリアフリーに関する安全面、設備面も改修した」という。部屋数は、シングル=127室、ツイン=10室、スイート=1室の計138室。全室禁煙で風呂・トイレ・冷蔵庫付き。
一般のホテルと異なり、朝夕食は付かない。「『アウトレットホテル』を標榜しており、一般的なホテルをイメージされると違和感があるかも」と雨宮さん。「内容も料金も、気軽にご利用いただけるシンプルなホテルを目指している」。
宿泊料金は、シングル1泊=5,250円、ツイン1泊=1万500円。予約は利用の1カ月前から受け付ける。