京王電鉄（多摩市）は4月から、「京王×高尾山」キャンペーンの新しい広告展開を始めた。

　同社はこれまでにも高尾山に関連するイベントや施策を数多く実施。2008年には「都心から京王線で1時間も要しない場所に、日帰りでふらっと行ける身近な遠足の地『高尾山』がある」をテーマに同キャンペーンを立ち上げ、高尾山をテーマにしたさまざまな企画を行っている。

　キャンペーンではイベントなどに加え、車内広告やテレビCMなどの広告展開も行っており、開始以来、そのイメージキャラクターに女優・広末涼子さんを起用。昨年度もテレビCM「久しぶりの遠足」編を制作・放送したほか、駅貼りポスターなどを展開していた。

　今年度のテーマは「Power Mt.TAKAO」。「『高尾山に元気をもらいに行く』をコンセプトに、高尾山のパワーを浴びる広末涼子さんのいきいきとした魅力を通して、高尾山のさまざまなスポットをアピールする」と同社広報担当者。駅貼りポスターなどを使った広告展開を行うほか、今月1日～15日は京王線、京王井の頭線の各線同キャンペーンを訴求する「貸し切り広告列車」も運行する。

　新しい広告は、広末さんが高尾山にあるさまざまな名所を訪れ紹介していくもので、その第1弾では煩悩を断ち切るとして108段の石段が続く「男坂」を取り上げた。月替わりで展開し、来年3月までたこ杉や夏の夜景、八十八大師など、さまざまなスポットを紹介していくという。