八王子駅南口に新駅ビル「セレオ八王子」（八王子市旭町）が11月11日に開業したことにちなんで、駅周辺の店舗がさまざまな取り組みを行っている。

「ビックカメラJR八王子駅店」の開店時には3,000人が並んだ

　同ビルに出店したビックカメラを迎える形となったのが、北口に出店するヨドバシカメラ。今夏には「八王子店」「マルチメディア八王子」（東町）のそれぞれを大幅に改装。パソコンの本体やグッズなどを扱っていた「マルチメディア八王子」を「テレビ家電総合館」にリニューアルしたほか、「八王子店」もゲームコーナーを2階から7階へ移動させるなど、大幅なてこ入れを行った。

　「特にビックカメラさん対抗というわけではないが、お買い得商品をいろいろとそろえた」と同店スタッフ。今後は「北口にヨドバシカメラ、南口にビックカメラ」の関係に。開業の影響は既に今日の客足に影響しているという。「時間帯などを考えても普段の平日よりお客さまが多い」。

　同ビルと自由通路を通して接続するのが「そごう八王子店」（旭町）と北口側の駅ビル「八王子NOW（ナウ）」（旭町）。開業に合わせてセレオと3者合同でキャンペーンを立ち上げた。

　セレオでは500円、そのほかの店舗では1,000円の買い物ごとにスタンプ1つを押印。セレオで2つ、そのほかで1つの計3つのスタンプを集めて応募することで、空気清浄機やマッサージチェアなどを進呈する。期間は今月24日まで。そごうの店員は「いつもより若干お客さまが多い」と話す。

　駅ビルの後は再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」（子安町4）の開業が控える。くまざわ書店（八日町）は25日の「まち開き」に先駆けて20日、セレオ八王子1階に「くまざわ書店南口店」を開店。生まれ変わった南口駅前での攻勢を強化する。