サンリオピューロランド(多摩市落合)が12月7日、開業20周年を迎えた。
同園はサンリオ(品川区)のキャラクターを中心に扱うテーマパーク。1990年に国内初の屋内型テーマパークとして開園し、今年で20周年を迎える。
開業記念日に当たる当日は、10時の開園に合わせて1階「ピューロビレッジ」で「20周年記念セレモニー」を開催。同園スタッフが整列する中、「ノラネコランド」のクロ・トラ・ミケの3人が「20周年隊長」として登場しイベントが始まった。
セレモニーでは代表して「ハローキティ」が感謝の気持ちをあいさつ。その後、「マイメロディ」「ハンギョドン」「けろけろけろっぴ」など20組のサンリオキャラクターを呼び込び、20周年の門出を祝った。
セレモニー終了後は、来場客を交えたグリーティングタイムを開催。写真を撮る人のほか、キャラクターに近寄り「おめでとう」と声をかける客も多く見られた。ホームページで開催を知り、板橋区から来たという女性客は「今日は9時半から待っていた」と話す。「年間パスポートを持っているので、月に2、3回は来ている。今日はお祝いをしに来た。キャラクターがいっぱい出てきて楽しくうれしかった」。
「キャラクターは無限の可能性を持っている」と同園を運営するサンリオエンターテイメントの佐藤誠社長。「『キティちゃんと一緒に思い出作りをしたい』というお客さまに向けてサービスを提供しようと、20年前からキャラクターのタレント化を行ってきた」。近年、ヨーロッパをはじめとして海外でもサンリオのキャラクターやブランドが広まりつつあることもあり、「開発してきたエンターテインメントが今後はヨーロッパ、中国など全世界に広がっていくと確信している」と意気込む。
営業時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。