八王子経済新聞の2010年年間PV(ページビュー)ランキング1位は、八王子駅南口に新設された駅ビル「CELEO(セレオ)八王子」(八王子市旭町)の出店テナントなど詳細を伝える記事が輝いた。
ランキングは1月1日~12月27日の間に配信した記事、計303本を集計したもの。1位の同ビルは「Life Style Suggestion」をコンセプトとして大型電器店「ビックカメラ」をキーテナントにコンビニや総菜店、洋菓子店など8店舗が出店。今月1日には保育園「ココファン・ナーサリー 八王子」と学童保育「学研キャンパス」もそれぞれ営業を始めた。ビル名は中央線を意味する「Central Line」と中央線のイメージカラー「Orange(オレンジ)」から成る造語。
2位から5位にも同ビルに開店した「ビックカメラJR八王子駅店」に関するニュースが集中。開業日だった11月11日のPVは今年1番の値を記録し、同ビルへの読者の関心の高さがうかがえた。3位には上半期のランキング1位だった市内を通る「八王子バイパス」の無料化実験に関するニュースが入った。
上位10位は以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. 新駅ビル「セレオ八王子」詳細発表-JR初、学童保育も展開へ(9/28)
2. 「ビックカメラJR八王子駅店」オープン-開店時は3,000人越す行列も(11/11)
3. 八王子バイパスを無料化へ-国交省、「高速道路無料化社会実験計画」公表(2/3)
4. 「ビックカメラJR八王子駅店」がプレオープン-開店5時間前から並んだ人も(11/10)
5. ビックカメラ、八王子南口の新駅ビル「セレオ」に出店へ-オープン日決まる(9/24)
6. JR東日本、「さよなら中央線201系」第2弾-ラストランは10月に(6/21)
7. イヤホンコードを絡まず収納できる新商品-父と二人三脚で開発・販売(2/9)
8. 「さよなら中央線201系」-JR東日本、4月から引退キャンペーン(3/1)
9. 西八王子の「萌え寺」、看板設置から1年-記念ソングや「萌え仏像」も(6/15)
10. 「ウェルサンピア多摩」閉館へ-社会保険庁改革の一環で(3/16)
6位と8位には、30年にわたって「オレンジ色の電車」として親しまれ、今年10月に引退した中央線201系車両に関するニュースが登場。上半期では2位だったPowerWave(パワーウェーブ、上柚木2)のイヤホンコードを簡単に収納する商品「CodeSmart Bb」(コードスマート・ビービー)は年間7位に入った。「萌え寺」として有名になった松栄山了法寺(日吉町)の1年間を振り返ったニュースは9位にランクイン。10位の3月末に閉館した年金福祉施設「ウェルサンピア多摩」は現在、桜美林大学(町田市)が運営する「桜美林大学アカデミーヒルズ」(多摩市落合2)として生まれ変わっている。
2011年も、4月に八王子駅南口の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」(子安町4)に新市民会館が開館するなどの動きがある八王子。南口ではJR貨物による商業施設の開発計画が予定されているなど、来年以降も注目が集まる。