八王子市は8月24日から、市内の飲食店で健康に配慮したメニューを提供する店の情報をまとめた「ヘルシーメニュー食べ歩きガイドマップ」の配布を始める。
市では健康増進や生活習慣病予防などを目的にさまざまな活動を進めており、昨年5月には市内の飲食店などを対象に「八王子ヘルシーメニュー支援ガイドブック」の配布を開始。1食が550~750キロカロリー以内の「はちおうじヘルシーメニュー」も独自に提唱している。
同メニューでは、定食の場合、主食・主菜・副菜がそろったバランスメニューで、野菜を120グラム以上使っていること、弁当や麺類、丼物などの場合は、小鉢などを含めて野菜を100グラム以上使っていることを条件としており、この条件に従ったメニューを開発、1年間にわたって提供する店を登録する「はちおうじヘルシーメニュー登録店」制度も設けている。
今回はこのヘルシーメニューを提供する店をまとめたガイドマップを製作。八王子エルシィ(八日町)のレストランや中華料理店「五十番」(横山町)など参加する29店がそれぞれ開発したメニューと併せて紹介する。スーパーアルプス(滝山町)の「天然紅鮭弁当」など弁当として扱う店も登場する。
9月が「健康増進普及月間」であることを受け、9月発行分に限り各店で割引などのサービスを受けることができるクーポン券を付ける。「店によって値引きもあればジュースやサラダなどをつけるところもあるのでマップで確認してほしい」と市保健所生活衛生課の担当者。
ガイドマップは市保健所や市役所などで配布するほか、登録店については今月下旬から市ホームページで紹介する予定。