今年5月に開店した「がぶ飲みワインとカリカリ羽つきピザの店 GAMバル」(八王子市新町、TEL. 042-631-9045)が10月18日、女性客などをターゲットにしたランチメニューを始めた。
さまざまな業態の飲食店で店長などを経験してきたシェフの中島健壱さんが手掛ける同店。5月18日の開店以降、今月4日にはそごう八王子店(旭町)で地元八王子にスポット当てて開催された物産展「八王子フェスティバル」に出展するなど展開を続けている。
カウンター席・テーブル席合わせて19席。ディナータイムを中心にドリンクバーのようにさまざまな種類のワインが2時間飲み放題になるワインビュッフェ(1,800円)などを展開。メーンは、屋号にも入れたオリジナルメニューの「羽根つきピザ」で、クリスピーなローマ風ピザをベースに作り上げたマルゲリータ(980円)などを考案。意気込みを表すため、店のシンボルにも羽をイメージさせる天使を採用している。
「羽根付きピザという名前が最初に浮かんで、それに合わせるように作り上げていった」と中島さん。「ピザはいろいろなところで展開しているので、直球勝負よりは変化球で攻めることにした」とも。モチッとした触感を求めて粉の配合から試行錯誤を繰り返し、当初はモッツァレラだけだったチーズも匂いなどに配慮して工夫。「開店当初と今出しているものは違う」とほほ笑む。
ランチタイムの営業は物産展への参加がきっかけ。「出展していたときに夜の営業だと女性には行きづらいという声を頂いた」と中島さん。そこで、女性をターゲットにした新たなランチメニューを開発。ピザを軸にサラダやオムレツなどを組み合わせたランチプレート(800円)を考え出した。
近隣には産婦人科の医院などもあることから、妊婦や子どもに配慮。野菜をメーンに据え、代わりにピザは通常の4分の1の大きさにして、1人に1枚を提供する。「『つわりがひどい時でも食べることができた』と喜んでいただけている」と中島さん。デザートもつけるため、「野菜の量の多さと内容で2度びっくりされる」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時。