プレスリリース

フォーバルカンボジア「非常警報ボタンシステム」をシェムリアップ市に導入完了

リリース発行企業:株式会社フォーバル

情報提供:

 『「新しいあたりまえ」で、新しい世界を創るFORVAL』を理念に掲げ、ESG経営を可視化伴走型で支援する「企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」の株式会社フォーバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中島 將典、以下「フォーバル」)の海外拠点であるフォーバルカンボジアは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施するシェムリアップスマートシティプロジェクトの実証事業支援を受け、セキュリティ分野における高機能監視カメラを活用した非常警報ボタンシステムの企画・開発・導入を完了したことをお知らせいたします。



開発の背景
 世界文化遺産であるアンコール遺跡群を有し、観光産業を主軸とするカンボジア有数の都市・シェムリアップ市では、年々観光客が増加しており、カンボジア全体の外国人観光客の約7割が同市を訪れるなど、地域経済において観光業が極めて重要な役割を担っています。一方で、観光客の急増に伴い、交通渋滞の深刻化、環境汚染、治安の悪化といった都市課題が進行しており、今後さらに、自動車の急増による慢性的な渋滞、廃棄物・汚水処理体制の未整備、繁華街での軽犯罪の増加なども予見され、安全で快適な都市環境の整備が一層求められる状況となっています。こうした背景を踏まえ、シェムリアップ州政府は、日本政府に協力の要請を行い、JICAは、2022年にスマートシティプロジェクトを立ち上げました。そのプロジェクトの一環として、産官学との連携の機会創出を目的に民間からのアイデアを募る実証事業支援が実施されました。
 フォーバルカンボジアは、地域の安全性向上を目的とした「非常警報ボタンシステム(Public Emergency Button) 」 を提案し、機械警備サービスを提供する合弁会社E SECURITY SERVICESと連携して、シェムリアップ州警察との協力体制の構築および研修を実施し同システムを導入しました。本システムは、繁華街付近に設置されたテレビ通話機能付きの非常警報タワーを活用し、緊急時に市民と警察を即時につなぐ役割を担います。非常警報ボタンシステムの設置により市民の安全・安心の確保に加え、世界遺産を擁する観光都市として、スマートシティ化を推進する重要な施策となっております。




非常警報ボタンシステムについて
 本システムは、繁華街近くのSok San Roadに非常警報タワーを設置するという、カンボジアの州警察にとっても初の画期的な取り組みとなります。JICAプロジェクトが資金提供を行い、フォーバルカンボジアが警報システムの設計・設置を行いました。

■非常警報タワーの機能と対応項目
 シェムリアップ市の繁華街であるSok San Roadに新たに設置された非常警報タワーが稼働を開始しています。この警報タワーは、緊急時に迅速な対応が可能となるよう設計されており、以下の機能を備えています。
【機能】
・緊急ボタン:緊急時にボタンを押すことで警察へ信号を送信
・音声インターホン:直接音声でのコミュニケーションが可能
・ビデオリンクと記録:現場の状況をリアルタイムで監視し記録
 する機能
・警報灯:警報灯が点滅し、周囲に危険を知らせる
・警察への信号送信:警察が迅速に対応できるよう信号を送信






【対応項目】
・盗難・強盗:盗難や強盗の発生時に警報を鳴らす
・火災:火災発生時に迅速な対応が可能
・犯罪・暴力:犯罪や暴力の状況を警察へ通報
・応急処置:急病や怪我の応急処置が必要な場合に対応
・事故:交通事故などの緊急事態に対応
・高齢者の支援:高齢者の緊急支援が可能
・緊急通報・支援要請:緊急時の通報や支援要請

この非常警報タワーは24時間体制で監視されており、警察の迅速な対応が可能です。また、消防車や救急車の派遣も迅速に行われ、従来の人手による交通監視を大幅に効率化し、より高度な都市管理の実現を目指します。

フォーバルカンボジアについて
 フォーバルカンボジア(Forval (Cambodia) Co., Ltd.)は、カンボジアにおけるビジネス展開を支援するバリューチェーンを提供する企業です。母体である株式会社フォーバルのグローバルネットワークと豊富なノウハウを活かし、現地企業へのコンサルティング、ITソリューションの提供を行っています。現地での事業設立から運営支援まで一貫したサービスを提供し、カンボジア経済の成長に貢献しています。

■会社概要
社名:FORVAL (CAMBODIA)CO.,LTD.
代表:代表取締役社長(CEO)水越 健晴
設立:2010年(平成22年)4月29日
所在地:Room68,3rd,Floor,The iCON Professional Building216 Norodom Blvd., Tonle
Bassac,Chamkamorn,Phnom Penh,CAMBODIA
URL:https://www.kaigaiadvisers.jp/cambodia/

株式会社フォーバルについて
 ESG経営を可視化伴走型で支援する「企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」であるフォーバル(資本金: 41億 50百万円、 【証券コード: 8275】)は、中小・小規模企業を対象に「情報通信」「海外」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」の 5分野に特化したコンサルティングサービスをコアビジネスとしています。      
 政府が掲げる4つの原動力「グリーン」「デジタル」「活力ある地方創り」「少子化対策」に則り、自治体・民間企業・教育機関・金融機関と連携しながら日本全国でDX・GX人材を育て、その人材が地元経済を活性化させるという好循環によって永続的な地方創生の実現を目指す「F-Japan」構想を推進するとともに、近年ますます注目される人的資本をはじめとしたESG経営の可視化伴走支援に取り組んでいます。

■会社概要
社名:株式会社フォーバル
代表:代表取締役社長 中島 將典
設立:1980年(昭和55年)9月18日
所在地:東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号青山オーバルビル14階
※詳細はホームページをご覧ください。

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