見る・遊ぶ 学ぶ・知る

心霊写真を作るアプリが10万ダウンロード達成-八王子の企業が開発

「ホラーカメラ」を開発したSODAの本名さん(右)と大原さん(左)

「ホラーカメラ」を開発したSODAの本名さん(右)と大原さん(左)

  • 0

  • List
  •  

 アプリケーションの開発などを行っているSODA(八王子市天神町)が発表したAndroid(アンドロイド)向けアプリ「ホラーカメラ」が8月、10万ダウンロードを達成した。

作った心霊写真のまねをする本名さん

[広告]

 ホラーカメラは心霊写真をコンセプトとしたアプリ。その場で撮影した写真にデコレーションを加える事で、心霊写真のように見せる機能を持つ。「アイドルと一緒に写真が撮れるアプリなどアイデアを考える中で、『これをお化けに変えたら自社でできるのでは』と始めた」と同社社長の本名さん。同社開発部の大原さんがすぐに取りかかり、数日でまとめ上げたという。

 ユーザーなどからの発想や意見などを生かす「アジャイルソフトウエア開発」の形で展開。「できたものはすぐに出す。ユーザーの皆さんからの報告を受けて対応していった」と大原さん。これまでに開発したアプリの経験なども生かして操作性などを追求。7月末のリリースから1カ月とたたない8月のお盆開けには10万ダウンロードを達成。9月12日時点では、17万ダウンロードまで伸びている。

 ユーザーの94%は海外から。「国籍を問わないというか、世界共通で興味を引くものなのかも」と大原さん。時にはアラビア語でメッセージが寄せられ、「読めなかったのでグーグルの翻訳機能を使ってなんとか読んだ」とエピソードを語る。今後はアイテムの追加や企業とのコラボによるコンテンツの拡充などを目標に掲げ、アプリを介した課金なども軌道に乗せたい考え。「アプリは無料で出さないと意味がないという事がよく分かった」と本名さん。「目指すのはシンプルなシステムと親しみのあるコンテンツ」とも。

 今月6日には、顔写真を街中のさまざまなものにはめ込む「写真と私」を発表するなど新たなアプリのリリースも続けている。「アンドロイドで食べている会社はあまりないが、ここまでアプリで攻めてきたし、さまざまな人との信頼関係もつかめてきているので、『アンドロイドといえばSODA』という形になれれば」と本名さん。

 アプリはAndroid OS 2.2以上に対応。「Google Play」を使って配布されており、無料。

 同社は昨年4月に設立。アンドロイド向けアプリの開発などの事業を展開し、これまでに「Suica」や「PASMO」など交通系ICカードの残高を表示する「カードミル」や八王子をテーマとしたインターネットラジオ「そんな感じでサタデーナイト」の番組アプリなどを手掛けている。

八王子経済新聞VOTE

「八経」こと八王子経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース