京王電鉄は10月10日、鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)の機能を新施設に移転しオープンする。
同社の鉄道事業をPRする目的で2000年に開業した「京王れーるランド」。これまで、鉄道模型のジオラマやプラレール、運転台からの風景を見ることができるビデオコーナー、オリジナルグッズの販売コーナーなどを設けていたが、同社の電車・ 路線バスの開業から今年で100周年を迎えるのを記念して新施設への移転を決定。8月25日で旧施設の営業は終了していた。
オープン当日の10月10日は、9時15分からオープニングイベントを開催。同社が京王沿線の魅力を発信しようと行っているキャンペーン「プラットガール」で、キャラクター「高尾かえで」を演じる女優の横田美紀さんらが登場。くす玉開破を行うなどオープンを祝う。このほか、10日・11日には高幡不動駅を9時~16時30分に出発する「TAMA ZOOトレイン」で、12日~14日は新宿駅8時51分発の「急行多摩動物園駅行」で、それぞれ開業をPRするヘッドマークを取り付けた車両を運行。12日~14日には多摩動物公園駅でヘッドマークを取り付けた車両の撮影会も開き盛り上げる。撮影会の開催時間は各日11時30分~13時。
新しい「京王れーるランド」については、「ファミリー層から鉄道ファンの幅広い層に楽しんでいただける施設」と同社。引退車両「2400形」「2010系」「5000系」「3000系」「6000系」の実車をそれぞれ展示する屋外施設を整備したほか、「6000系」の実車のカットボディーを使った大型運転体験シミュレーターなども用意。鉄道設備をイメージしたアスレチックコーナー「アスれーるチック」など、子どもが安心して遊べるキッズフロアも設けるなど工夫を凝らす。
営業時間は9時30分~17時30分。水曜定休。入場料は3歳以上1日250円。