八王子のラーメン店「ら～麺楓（かえで）」（八王子市大和田町5、TEL 042-646-6068）は12月1日、開店5周年を記念した期間限定のメニューとして「柚子と秋刀魚煮干しのら～麺」の提供を始めた。

　同店は2003年12月に開店。カウンター12席、テーブル1卓という小規模な店ながら、濃厚な魚介豚骨系のスープと国産小麦を100％使用した麺で人気を博し、現在、1日に200人ほどの利用客がある人気店。

　店主の井ノ川さんが麺屋武蔵（新宿区）で修行後、同店を開店。現在、同店店長を務める富山さんとは麺屋武蔵時代に知り合った。自宅の近所にできたということで、たまたま訪れたところ、井ノ川さんの店だったと富山さん。「すごい偶然に『ええ～？』と驚いたが、ちょうどバイトを探していたこともあり、働かせてもらうことに」（同）。

　限定メニューは2～3カ月に1度登場。これまでに「お餅ともつ煮のみそら～麺」「鹿児島産黒豚の春つけ麺塩テイスト」「秋限定　豚とろときのこソテーの塩ら～麺」「春野菜のラタトゥユつけ麺」など、季節に合わせた独創的なメニューを提供してきた。

　今回は開店5周年を記念したメニュー。価格を500円にし、1日50食限定にするなど「5」という数字にこだわった。

　通常では使用していないサンマの煮干しをベースとしたスープに、創業当時に使用していたユズをアクセントとして入れた。「開発期間は1カ月ほど」と富山さん。「普段出しているしょうゆとは違った仕上がりになっているのでぜひ試してみてほしい」（同）。

　営業時間は11時～翌2時。同メニューの提供は今月13日まで。