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「全国都市緑化はちおうじフェア」開催へ街中ラッピング 地元イラストレーター3人が描き下ろし

コスモス畑や動物をモチーフにしたYamamoto Harucaさんの作品

コスモス畑や動物をモチーフにしたYamamoto Harucaさんの作品

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 八王子駅周辺で現在、3人の女性イラストレーターが描いたアート作品の展示が行われている。

大樹に咲いた花などをモチーフにしたpeco*さん

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 市制100周年を記念して、来年9月16日~10月15日の日程で行われる「全国都市緑化はちおうじフェア」をPRしようと、デザイナーユニット「TRICKY(トリッキー)」(八王子市子安町1)の協力を得て、Yamamoto Harucaさん、peco*さん、増島加奈美さんのイラストレーター3人がそれぞれ作品を制作。東京電力の地上用機器をラッピングする形で展示を始めた。

 「八王子をどうシティープロモーションしていくか考える中で、その新しいアピールの仕方として東京電力の地上用機器にラッピングができることを利用して、市の魅力を伝えるために行った」と市都市緑化フェア推進室の担当者。

 依頼を受けたTRICKYの高須賀文子さんは「『景観をアートで彩られたら』とずっと思っていたので、ただポスターをぺたぺた貼って緑化フェアをPRするのではなく、魅力的な作品を街に飾り、八王子にお住いの皆さんが日々の暮らしを楽しんでいただく中でフェアへの注目度を集めたいという視点に深く共感した」と話す。

 作家の選定にあたっては「街を彩るという点から華やかな絵を描いてくださる、八王子にゆかりのある作家陣にお願いした」と高須賀さん。「フェアのテーマカラーであるハーベストカラーやテーマフラワーであるコスモス、ナデシコ、ブルーデージー、カラーリーフなど実際に緑化フェアでお披露目する草花をモチーフにしていただいた。八王子の街の楽しみ、にぎわいを感じるよう表現していただいた」とも。

 駅周辺にある20基の地上用機器に作品を展開。高須賀さんは「探しながら街歩きも堪能していただきたい」としたうえで、「さまざまなイベントを通じて出会えたクリエイターと、こういった形でコラボできたことがとてもうれしいし、好評の声があがり、来年度はより多くのクリエイターの作品が街を彩ったらうれしい」と話す。

 「全国都市緑化はちおうじフェア」は、1983(昭和58)年から毎年行われている「全国都市緑化フェア」を八王子で開催するもの。メイン会場となる富士森公園(台町)に加え、八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)や八王子市夕やけ小やけふれあいの里(上恩方町)など市内6カ所にサテライト会場を設ける。

 展示は来年10月末まで。市ホームページでは現在、それぞれの作品を基としたパソコン向け壁紙のダウンロードページを公開している。

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