高尾山で3月7日・8日、「高尾梅郷うめまつり」と「高尾山火渡り祭」が開催される。
「うめまつり」は、旧甲州街道周辺の高尾梅郷がこの時期見ごろを迎えることから、毎年行われている祭り。今年で30回目を迎える。
高尾梅郷は上椚田橋(八王子市高尾町)から始まる遊歩道沿いの「遊歩道梅林」、国史跡の小仏関所跡(裏高尾町)周辺に20本ほどの梅が並ぶ「関所梅林」、高尾天満宮に程近い「天神梅林」、旧甲州街道沿いの「湯の花梅林」を総称したもの。これらのほかにも中央自動車道に近い木下沢梅林や小仏梅林などもあり、合わせると約1万本の梅がこの時期咲き誇る。
イベントでは梅を見ながらスタンプを押して回る「観梅記念スタンプハイク」を実施。遊歩道・関所・天神・湯の花の各梅林に置かれたスタンプを集めると、福引きに参加できる。また、それぞれの梅林では「YOSAKOI」の踊りや野点、琴の演奏などの催しや梅を使った加工品の販売を予定。スタンプハイクの開催時間は両日9時~16時。
高尾山薬王院では3月8日、「火渡り祭」を開催。同祭は高尾山の山伏が諸願成就を祈念して行われるもので、「水の行」「火の行」の2つの荒行のうち、「火の行」を一般公開する。修験者が火の中を歩く「火渡り」を見ることができることから、例年1万人を超える参詣客が集まる。火が落ち着いたころからは一般も参加でき、「火渡り」の荒行を体感することもできる。開催時間は13時~16時。