そごう八王子店(八王子市旭町1、TEL 042-624-2511)は4月7日から、九州各地の特産品を集めた物産展「大九州物産展」を開催している。会場は8階大催会場。
同展は毎年4月に開催しているイベント。福岡、宮崎、長崎などの九州各地に加え、鹿児島や沖縄などからも特産品が登場。実演やイートインスペースなども設ける。
今年の特集は「シュガーロード、ここにあり」。江戸時代、唯一の交易窓口として世界に開かれていた長崎には海外の品々や文化などが集まり、オランダなどから輸入された砂糖も長崎を経由して各地へと運搬されていたという。中でも現在の長崎街道に当たる小倉(現在の福岡県北九州市)から長崎に至る街道ではこの砂糖が運ばれる過程で「南蛮菓子文化」が根付き、現在でも菓子製造業などが多く見られることから、「シュガーロード」と呼ばれている。
今回の物産展ではこのシュガーロードから多くの菓子店が参加。カステラで有名な「長崎異人堂」(長崎県長崎市)などが出店している。中でも、洋菓子店「リモージュ・タケヤ」(長崎市)は初めての参加で、九州産の生クリームを長崎特産の卵である「びわたまご」で作ったスポンジケーキで巻いた「長崎ロール」(1本=901円)を販売する。
菓子以外にもハンバーガーショップ「ベルビーチ」(佐世保市)による「佐世保スペシャルバーガー」(630円)の実演販売や宮崎果汁(宮崎県串間市)の「マンゴードリンク」(1,575円)、長命ヘルシン酢醸造(鹿児島県姶良郡)の「神命酢」(4,200円)など、各地の特産を生かした商品を数多くそろえる。イートインコーナーでは、福岡・博多の「長浜屋台博多一心亭」(福岡県福岡市)が「長浜ラーメン」(630円)を提供。
工芸品では、五島椿本舗(長崎市)の「純粋椿油」(1,680円)や、「竹炭の里」(宮崎県東諸県郡)の「炭歯磨き」(1,260円)を販売。そのほか、サンゴを使ったアクセサリーなど地域の特産品を生かした商品が数多く登場する。
開催時間は10時~20時(最終日は16時まで)。今月13日まで。