「日野サンタマラソン」が12月7日、日野市市民の森スポーツ公園(日野市日野本町7)内の陸上競技場で行われる。
同イベントは自前のサンタクロースの衣装を着て走る「サンタラン」で、昨年初めて開催された。参加申込は既に締め切っており、日野市内をはじめさまざまな地域から集まる約700人が走る。
3時間耐久のリレーマラソン、親子で1キロを走る「親子ラン」、未就学児が参加する「ひよこの部」、日野駅などを通る約3キロのコースを歩くウオーキングの4種目を行う。
NPO法人「フードバンクTAMA」(多摩平2)が行っている多摩地域の子どもたちにクリスマスケーキを届けるプロジェクトに賛同し、収益は同団体に寄付する。昨年は10万円を寄付した。
2013(平成25)年から2018(平成30)年まで多摩市・聖蹟桜ヶ丘で行われた「聖蹟サンタマラソン」の運営を手がけた馬場保孝さんらによる実行委員会がイベントを運営する。
馬場さんは「5年近くのブランクを経て、改めて企画をしようと思ったきっかけは、コロナ期間中に日野市で起業し、昨年は仕事とイベント企画の時間のバランスが取れたから。聖蹟桜ヶ丘で運営をしていた時の仲間と進めている。自分の住む街に知り合いが増え、住んでいて楽しいと思える人が1人でも増えたならやっている意義があるのでは」と話す。
ドレスコードを厳格にしており、上着は赤色のみ、パンツは赤・黒・白以外の色は認めない。「赤に執着するのは世界観の問題。衣装を選ぶところから楽しんでいただくことで、より当日を楽しんでいただくことができるので、ドレスコードを大切にしている」と馬場さん。
仲田の森蚕糸公園(日野本町6)で同日に行われるクリスマスマーケット「ひのマルシェ・ド・ノエル(ひのえる)」との合体イベントと位置付けている。会場が日野サンタマラソンの会場の隣になることから、ウオーキングのコースも「ひのえる」の会場を通るよう案内する。フードは「ひのえる」の会場に集約するなど双方が連携して、イベントを盛り上げる。
「『ひのえる』に来る方には、サンタマラソンを見て、ランナーを応援していただきたい。サンタマラソンに来る方には走ること以外の楽しみをプラスすることで、より参加したいと感じてもらうため一緒に行うことになった。マルシェの来場者にもワンポイントで赤を身に着けるドレスコードがある。みんなで会場を赤く染めていただけたら」と馬場さん。
「イベントを通じて、さまざまな環境にある方を日常的にサポートしてくださっている団体がいることを知っていただくきっかけになれば。日野サンタマラソンと、ひのえるの会場にも足を運んで雰囲気を感じていただけたら」とも。
開催時間は9時~15時(「ひのマルシェ・ド・ノエル」は10時から)。