クラフトジンを製造する「東京八王子蒸溜所」(八王子市椚田町)が2月7日、冬季限定商品「トーキョーハチオウジン JAPONESQUE(ジャポネスク)」の販売を始める。
樹脂成形品の製造などを手がける大信(椚田町)が2022年3月に立ち上げた同施設。1階ではオリジナルのジン「トーキョーハチオウジン」などを製造する。2階には不定期に行っている見学会などの際、テイスティングができるバースペースを設けている。
今回は季節限定のロンドンドライジンとして同商品を開発した。ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オリスルート、レモンピール、カルダモンの6種類に加え、日本の植物由来の材料として、木酢、ゴボウ、梅、ヨモギ、ヒノキ、焙(ほうじ)茶、菊、サンショウの6種類を使った。アルコール度数は47%。
同施設の中澤眞太郎さんは今回の商品について、「あくまでも本格派、しかし背後に漂う気配は確かに日本的。まさしく日本的美意識をまとったジン。和食との相性がとてもよく、食卓でも楽しむことができる」と話す。
「『トーキョーハチオウジン』は、ジンのスタンダードと言えるロンドンドライジンに引けを取らない、『トーキョードライジン』を東京・八王子からという思いで生まれた。開業から3年が経過し、日本らしいジンを望む声に応えようと、日本ならではの素材を使ったクラフトジンを季節限定で販売することにした。本格的なドライジンとしての骨格に日本のフレーバーを加えることで、重厚で深みのある味わいとなっている」とも。
2月1日は同施設の開業3周年イベントに併せて同商品の先行販売を行う。「ゲストバーテンダーによるトーキョーハチオウジンを使ったカクテルもお楽しみいただける」と中澤さん。開催時間は14時~19時。
内容量は500ミリリットル。価格はオープンプライス。同施設の公式ウェブサイトでは同日より5,500円で販売する。