そごう八王子店（八王子市旭町、TEL 042-624-2511）で5月18日から、北海道の食品や工芸品など、名産品が一堂に会する「夏の北海道物産展」が始まる。会場は8階の大催会場。

　同物産展は季節ごとに実施する恒例イベント。前回は今年2月に行った。開催に合わせて毎回特集を組んでおり、今回は札幌をテーマに据えた。「札幌にはスイーツはもちろん、さまざまなアイテムの人気店が集中しており、北海道の魅力をストレートに伝えるには札幌を特集するのが一番」と同店催事担当の宮坂さん。今回出店する計70店のうち23店が札幌から参加する。

　札幌から参加する店の中でも、「雪印」ブランドのスイーツ店「雪印パーラー」（札幌市中央区）は初参加。「北海道物産展では新鮮なミルクを使った乳製品は欠かせないアイテムで、その中でもトップブランド『雪印』のネームバリューはいまだ根強い人気」と宮坂さん。「以前から出店のお願いをしており、今回諸条件が整い出店の運びになった」。アイスクリーム「牛乳ソフト」（381円）やバームクーヘン（735円）、「北海道バター」（588円）など、多彩な商品を販売する。札幌ラーメンの有名店「桑名」（西区）も初めて参加し、イートインスペースで「みそラーメン」（840円）を提供する。

　今回は弁当にも力を入れ、十勝の豚丼店・ドライブインいとう（上川郡）の「とろ～り温泉たまご豚丼」（1,001円）など新商品を投入。客からの要望もあり、販売する商品の価格帯を下げた。「物産展の弁当の中心価格帯は1,500円前後。今まで1,000円未満の弁当はほとんどなかった」と宮坂さん。「しかし、ここ最近の消費志向の変化から高単価商品の動きが鈍くなっており、お客さまの声としても、もう少し廉価な弁当が欲しいという要望も強かった」。価格帯を下げるだけでなく、旭川の「蟹（かに）めし」（1,050円）を22日に限り840円で販売するなど、「日替わりご奉仕品」も用意する。

　同展初日の今月18日には、今年の「ミスさっぽろ」として活動している菅野陽子さんが来訪。先着200人に「北海道産大豆セット」を進呈する催しを行う。

　開催時間は10時～20時（最終日のみ16時まで）。イートインスペースは11時～19時30分。今月25日まで。