![ケンウッド本社(八王子市石川町)](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1219822433_photo.jpg)
ケンウッド(八王子市石川町)、日本ビクター(横浜市神奈川区)の株主総会が6月27日に開かれ、両社が共同持ち株会社を設立する形で経営統合を行うことがそれぞれの株主によって承認された。
経営統合では共同持株会社として、JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社を今年10月1日付けで設立。現在の日本ビクター、ケンウッドをそれぞれ上場廃止とした上で事業会社化し、持株会社を東京証券取引所1部に新規上場する。
持株会社は両社と昨年10月に設立された両社の合弁会社J&Kテクノロジーズを傘下に持つ。持株会社制度に移行後も両社はそれぞれのブランドで製品企画を行い、差別化を図る予定。
日本ビクターはこれまで松下電器のグループ会社だったが、昨年8月の経営統合を前提としたケンウッドとの資本提携によりグループを離脱している。日本ビクター、ケンウッド両社の合計売上高は昨年度で8,237億円。営業利益は96億円。