JR八王子駅南口の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」(子安町4)の住宅エリア「サザンスカイタワーレジデンス」が11月25日、報道陣に公開された。
同ビルは高さ158メートル、地上41階・地下2階から成る超高層ビル。商業施設や医療機関、金融機関、オフィス、来年4月に開業する新市民会館「オリンパスホール八王子」などの公共施設が入居するほか、9階~41階部分を住友不動産(新宿区)が住宅として販売している。
総販売戸数は371戸。これまで2期に分けて計315戸を売り出した。このうち95%に当たる300戸では既に契約が締結されている。間取りは2LDK~3LDKで、1部屋辺りの専有面積は60.05平方メートル~102.46平方メートル。販売価格は3,800万円~1億1,640万円で、坪単価は約230万円。
「竣工時に7割くらい売れていればよいと思っていたが、想定以上」と同社広報第一部の田中さん。「結果的に抽選となった部屋も何部屋かあった」。契約を結んだ人のうち約8割が現在も八王子周辺に住んでいる人で、通勤通学に便利な点、階下に商業施設があるなど生活利便性が高い点、周囲が低層の戸建て住宅エリアのため落ち着いた雰囲気である点などが評価されたという。
当日は、38階と39階の部屋を公開。天井から足元近くまでをガラス張りにした「ダイナミックパノラマウインドー」を採用したことで室内からは八王子周辺のみならず、西側では丹沢山系や高尾山のほか、天候次第では富士山を眺めることも可能。東側では新宿の高層ビル群や東京スカイツリーなど都心部を眺望することができる。「四季折々に変化する圧巻の眺望をお楽しみいただける」。
残る部屋に関しては年内にも売り出しを始める予定。入居は12月上旬から始まるという。