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八王子駅南口の再開発地域が街開き-「南の玄関口」の竣工祝う

「とちの木デッキ」で行われた式典では、クレーン車でつり上げられたくす玉が来賓の手によって割られた

「とちの木デッキ」で行われた式典では、クレーン車でつり上げられたくす玉が来賓の手によって割られた

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 JR八王子駅南口の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」(子安町4)などで11月25日、再開発後の街開きを祝う竣工式が行われた。

「オリンパスホール八王子」で行われた竣工式の様子

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 駅南口では駅前広場の拡幅整備などを含めた再開発が進められており、今月11日には新しい駅ビル「セレオ八王子」(八王子市旭町)が開業。12月1日にはスーパーや書店、飲食店などの商業施設や医療施設、銀行、公共施設などを兼ね備える同ビルもグランドオープンする。同ビルの高さ158メートルは現時点で東京市部最大。

 当日は建設関係者などが集まり、9時から来年4月に同ビル内にオープンする市民会館「オリンパスホール八王子」を会場に同ビルの竣工式を開催。市内最古の神社として知られる子安神社(明神町4)の神職を招き、式典が執り行った。

  10時からはペデストリアンデッキ「とちの木デッキ」を会場に再開発地域の「公共施設竣工式」を開催。式ではファンファーレの後、黒須隆一八王子市長が「皆さまへの感謝の思いを忘れず八王子の南の玄関口として、にぎわい豊かな活気にあふれる街に発展させていくことを誓う」と述べ街開きを宣言。八王子商工会会議所会頭やJR東日本八王子支社長、JR八王子駅長らの手によってテープカットやくす玉割りが行われた。

 式後は私立八王子高等学校(台町4)吹奏楽部による演奏や、子安町四丁目囃子連による祭りばやし披露などが行われた。

 八王子駅南口地区市街地再開発組合の原山陽一理事長は「再開発の話が持ち上がったのは約30年前。いざ事業を進めようとなったときにバブルが崩壊し、計画の変更も余儀なくされた」と振り返る。「そういう中にあっても街づくりに対する強い思いや温かい支援は変わらなかった。長い道のりだっただけに感慨深い」。黒須市長も「大変長い歳月を経て新しい街が誕生した。感無量」と語る。八王子駅の河埜駅長は「お客さまも増えてきたので、今の雰囲気を持っていけたら非常にいい」とこれからへの期待をにじませた。

 26日には市の窓口サービスの拠点「南口総合事務所」が同ビル4階に開所。27日からは南口周辺で街開きを祝うイベント「南口まちびらき記念フェスタ」も始まる予定。

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