JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は3月27日、昨年10月に引退した中央線201系車両の部品販売イベントを開催する。
201系は1979(昭和54)年に開発。1981年(昭和56)年から1985(昭和60)年までの間に計1,018両が製造された。長年「オレンジ色の電車」として親しまれてきたが、昨年10月17日に最後まで残った「H7編成」が引退し、その歴史を終えた。
今回、昨年10月に引退した「H7編成」の部品をオークションなどで販売する日帰りの旅行商品を企画。「115系300番台『温泉快速』で行く 石和温泉」と名付けられた同商品では、国鉄時代に活躍した115系電車を使って出発地点の東小金井駅から会場となる石和温泉まで向かう。「旅行参加者限定でオークションや鉄道部品購入等を楽しんでいただく」と同社。
34種類、134点の鉄道部品を用意。このうち、同車両に取り付けられていた行先指令器や行先表示器、前面種別表示器など7種類、13点はオークションを行って販売する。「本旅行商品限定で製作し、旅行の往復で115系電車に設置するヘッドマークも出品する」。このほか、201系の未使用部品も販売する予定だという。
JR東日本OBで鉄道グッズの収集家としても知られる沼本忠次さんによる講演会や中央線にまつわる品の展示も開催。「中央線201系のファンの皆さまにお楽しみいただけるイベント」。参加者には中央線201系文具セット、記念乗車証などグッズも用意する。
代金は、大人=7,500円、子ども=6,200円。事前に同社営業部「115系」事務局まで往復はがきを送り、当選した人のみ予約ができる。はがきは3月2日到着分まで有効。定員は250人。