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TOHOシネマズ南大沢で学生映画祭「東日本予選」-「決勝」進出作品選ぶ

イベントに向けて行われているリハーサルの様子

イベントに向けて行われているリハーサルの様子

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 TOHOシネマズ南大沢(八王子市南大沢)で3月3日、現役学生による映像作品を上映する「TOHOシネマズ学生映画祭」の東日本予選が開催される。

ミーティングの様子

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 TOHOシネマズ(千代田区)とビッグローブ(品川区)が主催する同映画祭。2007年より毎年行われており、今回で5回目を迎える。大学生や専門学校生、高校生などから在学時に製作した映像作品を募集し、その中から優れた作品を選ぶ。ホームページのデザインやイベントの司会などのイベント企画・運営も学生有志による学生実行委員会が担う。

 昨年、15分以内のアニメーションを取り上げる「短編アニメーション部門」を新設し、現在は15分以内の映像作品を作る「ショートフィルム部門」と60秒以内のコマーシャルを作る「CM部門」を合わせた3部門から成る。東日本と西日本のそれぞれで予選会を開催しており、学生による実行委員会もそれぞれのエリアに分かれて活動している。

 東日本予選を進める実行委員は19人。ホームページに掲載された募集告知を見て応募した人に加え、友達から誘われたり昨年から引き続き参加したりしている人もいるという。昨年7月ごろから活動を始め、これまで週1回ミーティングを開き準備を進めてきた。「映画祭の作品募集の告知・作品審査・集客告知・ウェブ管理・ゲスト審査員のアポイント・パンフレット・ポスター作成など、部署ごとに学生主体で活動を進めている」と同実行委員会広報担当の石崎さん。

 今年のテーマは「つながる」。応募総数176作品の中から主催者と学生実行委員会によって1次予選を行い、今回の予選で上映する作品を選んだ。特に重視したのは「将来性を感じさせる監督・作品か」「純粋に面白かったかどうか」の2点。「将来の日本映画を背負って立つような映画監督を育成することを目的としているため」と石崎さん。

 現在はイベント当日へ向け、実行委員が書いた台本に沿ってリハーサルを続けている。映画館の営業が終了した後に学生たちが集まって実施。「映像やBGMのタイミングやスポットの位置など、劇場で実際にやってみなければ分からない点が多いので、リハーサルはとても重要」と石崎さん。「リハーサルで見つけた改善点を踏まえて台本も何度も修正している」とも。

 東日本予選ではショートフィルム部門7作品、短編アニメーション部門3作品、CM部門5作品を上映。「学生とは思えぬ質の高さで誰もが楽しめる作品ばかりなので、ぜひ劇場に足を運んでほしい」。この中から、3月13日にシネマメディアージュ(港区)で行われる「決勝」へ進む作品を選ぶほか、当日は映画「とらばいゆ」「NANA」などで監督を務めた大谷健太郎さんによるトークショーなども行う。

 3月4日には「西日本予選」も実施。決勝ではこれら予選を勝ち進んだ作品の中から部門ごとにグランプリ、準グランプリを決定する。作品は同映画祭のホームページとビッグローブのホームページの中に設ける特設サイトで配信する予定。

 開催は14時から。入場無料。

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