企業や大学、市民団体などを対象とした多目的施設「エイビットスクエア」(八王子市南町)で8月4日、Android(アンドロイド)に関わるエンジニアやデザイナー、学生などを対象としたイベント「Android カフェ」が開かれる。
サイバーシルクロード八王子(明神町2)が主催する同イベント。同会は、グーグルが開発したOS「アンドロイド」をまちおこしの材料にしようと、「Android City 八王子」と題したプロジェクトを設立。企業への支援や事業実現へ向けたコーディネートなどの活動を行っており、アンドロイドのキャラクター「ドロイド君」を使ったネクタイやブックカバーの開発・販売など地域産業の振興も進めている。
「何か八王子に集まれる機会を提供できないか」と同事務局の岩月さん。「アンドロイドに何かの可能性を感じる、興味を持っている人向けに場を提供しよう」とソフトウエアの開発に携わるエンジニアに限らず、デザイナーや学生などの参加も呼び掛ける。「プロジェクト推進の中で、出会う方々にとにかく場を提供したかった」とも。
参加者同士が自己紹介や名刺交換など自由に交流を図れるよう「フリータイム」を設けるほか、会場にはプロジェクターなども用意し、自由に発表もできるようにする。「この場から新しいアイデアやサービスなど、アンドロイドを活用して何か生み出したいという流れができれば」と岩月さん。
アンドロイドを携帯電話以外の端末でも応用することを目的としたOpen Embedded Software Foundation(OESF、新宿区)代表理事の三浦雅孝さんによる世界のアンドロイドに関わる情勢の紹介や、ソフトウエア開発者による講演なども予定。OESFが市内に持つ研究開発施設「OESF Android Open Lab」の見学会も行う。既に30~40人から参加の応募があり、中には学生の姿も。「事業者向けに開いていたカフェとは全く雰囲気が変わりそう」と岩月さん。
参加申し込みは、メールのほか、リクルートが運営するサイト「ATND(アテンド)」でも受け付ける。開催時間は15時~20時。参加無料。