石森孝志八王子市長が6月25日、定例記者会見を行い、市制100周年記念事業のロゴマークとキャッチフレーズを決めたと発表した。
2017年で市制100周年を迎える八王子市は、記念事業の展開に合わせて使うロゴマークとキャッチフレーズを3月中旬から2カ月にわたり募集していた。ロゴマーク=361件、キャッチフレーズ=1752件の応募が寄せられ、市民をはじめ、各種団体の代表や市内美術大学の名誉教授なども加わり審査が行われた。
ロゴマークは、山形県在住のテメル華代さんがデザインしたものに決定。漢字の「一〇〇」をモチーフにし、「空と山並み」「夕日とまちのにぎわい」「水と緑」を表現。後半の丸2つは八王子の「8」も表現しているという。「八王子らしい100周年の要素が入ったオリジナル性に富んだロゴマーク」と石森市長。キャッチフレーズは、神奈川県在住の仲田光一さんによる「百年の彩りを 次の100年の輝きへ」に決まった。
今回決まったロゴマークとキャッチフレーズは、市の印刷物や、ピンバッジなどの記念グッズなど市制100周年記念事業のPRに合わせて使用していくことにしており、「市民、企業の皆さんにも使ってもらいながら、市制100周年を全市あげて祝うという機運を高めていきたい」と石森市長。
「東京市が市制を施行した後、2番目となったのが八王子。歴史のある街で、100周年は大きな節目の年になる。実行委員会を立ち上げて記念事業に向けての動きが始まっているが、いろいろな形で市民の皆さまに加わっていただいて、共に100年という年を祝いながら、次の100年に向かっていきたい。市民の皆さんが八王子の発展が想像できるような、将来に夢が持てるような記念事業にしていきたい」と意気込む。
市では市制100周年の記念事業として、2016年4月から1年間を「プレ記念事業期間」、2017年4月から1年間を「記念事業期間」と定め、「全国都市緑化フェア」の誘致、「コニカミノルタサイエンスドーム」の愛称で知られる八王子市こども科学館(八王子市大横町)の大規模改修などを進めていく予定。