2022-23年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、今シーズン最終回となるシリーズ第51弾。
3月24日・25日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で開催した、さいたまブロンコス戦は連敗、4月1日・2日に安濃中央総合公園内体育館(三重県津市)で行われた、ヴィアティン三重戦を1勝1敗で終えたビートレインズ。現在、16勝34敗、順位は16チーム中11位に位置する。
7日・8日は、エスフォルタアリーナ八王子で今シーズン最終節となる横浜エクセレンス戦を行う。今節の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(八王子市子安町3)広報の川上さんと共に伝える。
第26節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・川上紅葉
−さいたま戦は連敗、三重戦は1勝1敗と厳しい戦いが続きました。試合を振り返っていかがですか?
川上 三重戦では特別指定選手の背番号79・森田選手が両日初出場し、2戦目では大城選手、東選手などの躍動感あふれるプレーで、見事勝利をつかめました。1戦目では思うようにいかなかったプレーもありましたが、そこを修正し2戦目で挽回できた試合になったと感じています。現地で応援してくださったファンの皆さま、自宅から応援してくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました。
−シーズン最終節は横浜との連戦となります。1月の試合は、アウェー戦は連敗で終わりましたが、攻略のポイントや試合の見どころは?
川上 今シーズン最終節となり、このメンバーで試合を行えるのは本当に最後となります。チームは応援してくださる方たちのために、諦めず戦い続けたいという思いで日々練習を行ってまいりました。今回の相手、横浜エクセレンスは背番号5・LJピーク選手を中心に、背番号41・フェイゾン選手、背番号13・ステファン選手と毎試合20点近く決めてくる外国籍選手がそろっている強力なチームです。ただ、八王子ビートレインズも1月から体制が大きく変わり成長しましたので、絶対に勝って良い形でシーズンを締めくくりたいと思います。皆さまの声援で選手の心と体を突き動かしてくれています。今節も熱い応援をお願いいたします。
−2日に豊田合成スコーピオンズの8位以上が確定したことで、ビートレインズのプレーオフへの進出はなくなりました。残念な結果となりましたが、今シーズン全体を振り返り思い出や秋からの新シーズンに向けたポイントは?
川上 今シーズン目標に掲げていました、プレーオフ進出がかなわずとても悔しい思いです。しかし、感染症対策緩和であったり、B2ライセンスの取得であったりと明るい方向へクラブが動き出したシーズンだと感じています。新たな取り組みとして今シーズンは市民デーを2回行い、昨シーズンよりも多くの市民の皆さまに「乗車」いただき、非常に盛り上がったホームゲームにできました。新シーズンに向けては、オフシーズンからより多くの方に八王子ビートレインズを知っていただけるよう、積極的なイベントに参加するなどして、皆さまにとってより身近なチームとなれるように頑張っていきます。
−シーズン最終節がホーム戦ということで、市民やブースターの皆さんに向けメッセージを。
川上 今シーズン八王子ビートレインズを応援いただき誠にありがとうございます。皆さまから頂く応援は選手の力になっていたのはもちろんですが、フロントスタッフにとっても非常に力になるものでした。シーズン最終節をホームゲームで終えられることはとてもうれしく思います。皆さまへ感謝の気持ちを伝えたいという思いでさまざまな『今シーズンありがとうございます企画』も用意していますので、皆さまの「ご乗車」をお待ちしています。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019~2021年シーズンに続き、今季もB3リーグで戦う。