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八王子・荒井呉服店、建て替えへ 現店舗は3月末で営業終える

3月31日で現店舗での営業を終了した荒井呉服店

3月31日で現店舗での営業を終了した荒井呉服店

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 1912(大正元)年創業の荒井呉服店(八王子市八日町、TEL 042-625-5291)が建て替えのため、3月31日をもって現店舗での営業を終了した。

現店舗は奥行きが深く細長い形になっていた

 八王子市夢美術館近くに店を構える同店。1945(昭和20)年の八王子空襲で以前の店舗は焼失し、1954(昭和29)年に建てられた鉄筋コンクリート3階建ての建物を増改築しながら現在の形に至っている。今回は老朽化を受けて建て替えを決めた。

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 現店舗は奥行きが深く細長い形をしていることでも知られるが、今回は隣接する土地も含めて一体で再開発を実施。2021年春以降の完工を目指して、共同住宅と店舗を備える14階建てのビルの建設工事が始まる。工事期間中は国道20号(甲州街道)・八王子横山町郵便局向かいに設けられる仮店舗で営業を続ける。

 同店の荒井哉子(かなこ)社長は「(老朽化は)ずっと課題で、直しながら営業をしてきた」と話す。「私自身、会社を継ぐことになってからのこの10年と小さな頃の思い出がある。親の職場なのでちょくちょく来るところではなかったが、(子どもの頃は)広いので走り回っていた。長年のお客さまにとっても、社員にとってもかわいがってもらっていた場所。寂しさがないわけではない」と振り返る。

 客からも寂しさを訴える声が上がっているが、「日々お付き合いいただいている皆さんからは、(新店舗を)楽しみにしていただいている声も聞く」。約2年にわたり仮店舗での営業となるが、「かなりコンパクトにはなるものの扱う商品やサービスなどは変わることはない」と説明する。

 再開発後の新店舗については「開けた感じの店にしたい。これまで以上に足を踏み入れやすい店にしたい」と荒井社長。「店の規模が変わる分、物量は減るかもしれないが足りないものがないようにするのは当然。扱う商品のテイストを変えるということは一切ない。着物の専門店というところに立ち返り、今まで培ってきたものを基にお客さまのお役に立てるような店にできれば」と意気込む。

 仮店舗の営業開始は4月15日を予定。営業時間は10時~18時。水曜定休。

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