2020-21年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第22弾。
4月3日・4日に行われた2020-21シーズン第13節・トライフープ岡山戦に連敗し、現在、4勝14敗と厳しい状況にあるビートレインズ。
今月9日・10日には、エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で第14節・豊田合成スコーピオンズ戦が行われるが、それを前に6日、マルコ・フィリポビッチヘッドコーチが退任し、現在はチームのアンバサダーやU15チームのヘッドコーチを務める石橋貴俊さんが2019年以来、再びトップチームのヘッドコーチに返り咲くことが発表された。
試合を控え、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の加藤さんと共に見どころを伝える。
第14節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・加藤友里
−前節の岡山戦は初戦が約20ポイント、翌日も約40ポイントとかなりのポイント差を付けられての敗戦でした。
加藤 選手たちも我慢の時間が続いていますが、試合中は泥臭くゴール、ボールに向かっていた姿が印象的です。得点では大きく差を付けられてしましましたが、攻守共にトレインズらしいアグレッシブな良いプレーも多く見受けられました。良いプレーで終わらせず、決め切ることができればチームに流れを引き寄せ、勝利に近づいていくと考えています。
−豊田合成とは今シーズンは初めての対戦です。今シーズンの豊田合成をどのように分析しますか? 攻略のポイントは?
加藤 豊田合成の絶対的エースである、背番号34・ゲッティーズ選手は、得点、リバウンド、ブロックショットでB3リーグナンバー1の選手です。いかに彼にゴール下で自由にプレーさせないかが勝利に向けてのポイントです。こちらのインサイド陣も相手の高さに負けず、ゴール下で戦い抜く必要があります。
−今節の見どころは?
加藤 今節より石橋ヘッドコーチが指揮を執ることになりました。石橋ヘッドコーチは、18-19シーズンまでチームを率いており、今シーズンはアンバサダーとして試合の解説をしていたので、選手についてもよく把握しています。そんな石橋ヘッドコーチが選手たちの個性を生かし、どのように指揮を執るかにも、ご注目ください。今節はスーパーアルプスの冠試合となっており、来場者の方全員を対象に「スーパーアルプス大抽選会」を実施します。商品券やお菓子の詰め合わせなどの賞品が当たる抽選会もお楽しみください。
−4月からは「Tokyo Star Radio(八王子FM)」で新たなラジオ番組「はなわ&ビートレインズの『八王子だョ!全員集合』」が始まりました。タレントのはなわさんとの共演となりますが、聴きどころは?
加藤 トレインズ情報はもちろん、選手たちの裏話なども番組内で話しています。「選手の面白い秘密」「好きなタイプの有名人」など、はなわさんとのトークを通じて、選手たちのバスケ以外の一面も感じていただける時間になればと思います。「Raily's」がパフォーマンスでも使っている「八王子のうた」を作詞作曲された、はなわさんんと共に、八王子を盛り上げていければと思います。
−市民の皆さんへのメッセージを。
加藤 勝ちを重ねきれず我慢の状況が続いていますが、チームは一歩ずつ前へ進んでいます。そんな選手たちの背中を押し、一緒に勝利をつかめればうれしいです。皆さまと共に勝利を分かち合えるようチームも調整を重ねていきます。引き続き応援を、よろしくお願いいたします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019年シーズンに続き、2020年シーズンもB3リーグで戦う。