2020-21年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第26弾。
5月21日・22日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた、2020-21シーズン第21節・さいたまブロンコス戦を連勝し、順位をリーグ7位に上げたビートレインズ。
28日・29日にはエスフォルタアリーナ八王子で今シーズンのホーム最終戦となる第22節・鹿児島レブナイズ戦を開催する。最終盤を迎えた今シーズンについて、今節の見どころも含めて、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の加藤さんと共に伝える。
第22節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・加藤友里
−前節のさいたま戦は連勝でした。その中でも、22日の試合は第4クオーターで同点となり、延長戦も同点、再延長の末、勝ちを収めるという熱い試合となりました。
加藤 両日共に試合が終わる最後の最後まで、勝敗がどちらに転ぶのか分からない緊迫した試合展開となりました。特に第2戦はダブルオーバータイムというタフな試合でしたが、勝ち切ることができたことでチームとしての強さを感じました。こうした状況下でも来場してくださる皆さまへ絶対に勝利を見せたいという選手たちの強い思いが結果に表れたと思っています。今週末も、そんな試合をお見せできるよう調整を進めています。
−ホーム最終節となる28日・29日の試合は、今月3日・4日に対戦した鹿児島が相手です。対戦間隔が短い中でのホーム戦となりますが、戦い方は?
加藤 前回のアウェー戦では、鹿児島の背番号15・濱田選手や、外国籍選手を中心としたインサイド陣に得点を許すシーンが多かった印象があります。ただ、鹿児島もこの期間で修正を重ね、個人だけでなくチームで勝利する流れができています。一方、我々トレインズは5月の連戦を経て守備から流れを作れるようになってきました。前回のダブルオーバータイムでの勝利など勝負どころで得点を決め切る、チームで勝ち切るという経験ができたことは、トレインズにとっても大きな収穫です。いい勝利のイメージがチームの中で持てていると感じるので、この流れで鹿児島を迎え撃ちたいと思います。
−今節の見どころは?
加藤 両日ともスーパーアルプスの冠試合となっており、「スーパーアルプス大抽選会」を実施します。スーパーアルプスで使える商品券や人気商品の詰め合わせセットなどの賞品を用意しているので、ぜひご参加ください。また、今シーズン限りでの引退を発表した地久里選手にとって、今節が八王子で戦う最後の試合となります。29日の試合終了後には引退セレモニーを行います。ぜひ地久里選手の八王子での勇姿を目に焼き付けていただきたいです。
−シーズン最終節はアウェーでの岐阜戦となります。現時点で7位と8位の順位を争う相手との戦いとなりますが、見どころは?
加藤 現時点で8位につける岐阜ですが、総得点数はリーグ5位と得点力があるチームだと感じています。一方で我々トレインズは総失点数がリーグで最も少なく、ディフェンスが機能しているチームです。前回、ホームで岐阜と対戦した時には1勝1敗という結果でした。次回の対戦では岐阜に攻撃の流れを渡さず、トレインズらしい守備の強さと攻撃の速さを見せ、連勝してシーズンを締めくくりたいと思います。
−今シーズンのホーム戦はこれが最後です。市民やブースターの皆さんなどにメッセージをお願いします。
加藤 いよいよ今週末の試合が、今シーズンラストのホームゲーム開催になります。今シーズンも多くの支援や応援を頂き、選手・スタッフ一同、本当に力になりました。いつも応援ありがとうございます。皆さまの熱い応援に応えるべく、八王子にエネルギーを『CHARGE』できるようなゲームをお見せしたいと思います。緊急事態宣言下でにはなりますが、先週に引き続き新型コロナウィルス感染対策を講じた上で、安全なホームゲーム運営に努めていきます。ぜひ皆さまと共に八王子を盛り上げていけたらと思いますので、今週末もぜひ、応援をよろしくお願いします。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019年シーズンに続き、2020年シーズンもB3リーグで戦う。