2021-22年シーズンもB3リーグで戦う東京八王子ビートレインズ。同チーム広報の協力の下、ホームゲームの開催に合わせ、試合の見どころや選手について紹介していく。今回は、その第34弾。
2月12日・13日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われた今シーズン第19節「長崎ヴェルカ」戦を60対111、77対95と2連敗で終えたビートレインズ。現在、14勝14敗でリーグ9位に位置する。
今月18日・19日には前節に引き続きエスフォルタアリーナ八王子で、シーズン第20節「豊田合成スコーピオンズ」戦の開催を控えている。試合の見どころを、チームを率いるTHTマネジメント(子安町3)広報の加藤さんと共に伝える。
第20節の見どころ 八王子ビートレインズ広報・加藤友里
−前節の長崎戦は連敗で終わりました。スタッツを見ると、ビートレインズは3ポイント、2ポイントを合わせたシュートの確率を初日の34.8%から、2日目は49.2%へと上げることができましたが、長崎は初日から3ポイントの確率が5割、2ポイントでは6割5分以上と手ごわかったと思います。2日間を振り返っていかがでしょうか。
加藤 連敗という結果にはなりましたが、とても収穫の多い2日間だったと思います。1日目は50点差近く離されてしまう展開でしたが、2日目は修正を行い最後まで闘志を燃やしていた選手たちの姿が印象的でした。B3リーグ首位を走る強豪長崎を相手に、ディフェンスからいいリズムをつくることができたと思います。この姿を、次節やシーズン終盤戦へとつなげてくれると信じています。
−第20節は豊田合成が相手です。昨年11月に行われたアウェー戦では連勝でした。豊田合成は年明け以降、連敗が続いている状況にありますが、今回はどのような試合になりそうでしょうか?
加藤 順位としてはトレインズより下位に位置しているものの、油断はできないと思います。前節のアルティーリ千葉戦の第2戦では、リーグ2位の千葉を相手に最終クオーターまで苦しめるような試合展開でした。「あともう一歩で勝てない」という状況が続いてくるからこそ、わずかなチャンスでも形にしようと臨んでくるはずです。その勢い・攻め気に負けず、我々も攻撃的なバスケを展開していきたいと思います。
−今節は「八王子市民デー」と位置付けています。どのような企画を用意しているのでしょうか?
加藤 私たちは日頃、八王子に関わる皆さまや市民の方たちのおかげで活動することができています。そんな皆さまへの日頃の感謝の気持ちを込め、一部の席を除き、オリジナルTシャツ付きで全席1,000円で皆さまをご案内します。特典のほかにも、縁日ブースやクラフト体験ブース、市内団体の出演などのイベントを用意しています。演出も市民デーを盛り上げるためにいつもよりも豪華にし、炎を使った演出もあります。八王子唯一のプロスポーツチームとして、活動理念である「バスケで八王子を盛り上げる」を体現する2日間にしたいと思います。
−今節以降、4月末まで八王子とアウェーの地を毎週行き来する時期が続きます。市民の皆さんに向けメッセージをお願いします。
加藤 ここ数カ月、新型コロナウィルスの影響を受け、もどかしい時間が続きました。皆さまも不安や我慢が続いている中かと思います。そうした状況下だからこそ、プロスポーツチームである私たちトレインズが皆さまへ希望や元気を与えていきます。この後のシーズンもホーム・アウェーに関係なく、私たちができる最高のパフォーマンスで戦っていきます。今週末のホームゲームも、必ず皆さまに「来て良かった」と思ってもらえるような試合・運営を行っていきます。ご来場をお待ちしています。
−ありがとうございました。
写真提供:© TOKYO HACHIOJI BEETRAINS
【東京八王子ビートレインズ】
2012年春にバスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指そうと「東京八王子トレインズ」として結成。2015年には当時の国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟。2016年秋からスタートした男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」では、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール(JPBL)」が手掛けるB3リーグに参入した。2017年シーズンは同リーグを優勝で終え、B2・B3リーグ入れ替え戦にも勝利。2018年シーズンからは「東京八王子ビートレインズ」と名を変え、B2リーグに参戦していたが、昇格からわずか1年でB3に降格。2019・2020年シーズンに続き、2021年シーズンもB3リーグで戦う。