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中央大生が東日本大震災をテーマに写真展-学生によるボランティア活動など紹介

写真展に携わった西さん(左)、藤間さん(中央左)、長谷川さん(中央右)、松井さん(右)

写真展に携わった西さん(左)、藤間さん(中央左)、長谷川さん(中央右)、松井さん(右)

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 中央大学(八王子市東中野)中央図書館で1月21日まで、同大学に通う学生が中心となって企画した写真展「東日本大震災支援活動写真展」が行われている。会場は同館1階のギャラリー。

写真には細かな説明も

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 宮城県出身で同大学法学部3年の長谷川里実さんが中心となって進めた今回の展示。昨年6月、所属するゼミのメンバーと共に宮城県亘理町で行ったボランティア活動をきっかけに、7月には提案したプランが八王子周辺の大学や八王子商工会議所、市などが参加する大学コンソーシアム八王子(八王子市旭町9)の「学生活動支援事業」に採択。今回は同事業の一環として写真展を行った。

 今回の震災を受け、学生は自主的に被災地でボランティア活動を実施。がれきなどの撤去に加え、漁業の復興に向けた活動などさまざまな展開を行っている。「学生は独立して行動しているので、情報共有も問題意識の共有もできない状態でもったいないと思っていた」と長谷川さん。「写真展」という目に見える形で取り上げることで、学生だけでなく大学関係者や地域住民などにも紹介し、学生同士を含めたネットワーク作りを見込む。「写真展を通して知り合った方もいる。新しいことをしたいという話もいただいた。これをきっかけに大きなことができれば」

 写真は現地で活動を行った学生サークルなどに呼びかけて集めた。写真を提供した学生サークル「復興支援団体 和みの輪」の代表を務める西さんは、「自分たちの活動を知ってもらうきっかけが欲しかったところに声をかけてもらった」と話す。「状況報告だけでなく、使った後の道具はちゃんと片づけるなどボランティアの基本を再確認してもらえるような写真も選んだ」とも。

 展示は今月16日から開始。写真をどのような思いで撮影したかなどを聞き出し、キャプションとして表現するなど工夫を凝らした。「被災地の風景やボランティア活動の写真は既にありふれてしまっている」と長谷川さん。「見る人に写真の意味を与えられるようにした」

 同展に関わった法学部1年の藤間さんは、「自分と同じクラスの人が行っていることを写真で知って、関心を持ってくれた人もいた」と振り返るほか、法学部3年の松井さんは「今回の活動で現場の様子を知ることがとても大切なんだということを身をもって知った。この経験は社会人になっても大切にしていきたい」と話す。

 「行動に移すことによって、いろいろな人とつながるし、いろいろなことが分かる」と長谷川さん。「思ったことを周りに発信し、自分の信念を忘れないでアクションを起こせば、仲間も見つかるし、そういう人たちの助けを借りながらやれば実現できる」。今後も被災地での活動を続けるほか、「ボランティアは募集している人もいれば行きたい人もいる。マッチングができれば」と学生同士のネットワーク作りなども目指す。

 開催時間は、9時~20時。入場無料。

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