村内ファニチャーアクセス八王子本店(八王子市左入町)の正面玄関に現在、マネキン人形を使った短編ドラマ「オー!マイキー」のキャラクターを使った外装工事のお知らせが掲出されている。
「オー!マイキー」は映像作家の石橋義正さんが手掛けるテレビドラマ。アメリカ人のマネキン家族を題材にしたブラックユーモアにあふれる作品で、テレビ東京などで放送された。
同社は今年2月、「オー!マイキー」の家族を広告キャラクターとして採用。家具店の繁忙期に当たる2月~3月にかけてテレビCMを放送した。20~30代の世代にアピールすることを目的に、「村内を改めて知ってもらうためにテレビを使おうと考えた」と同社営業促進部プロモーション課課長の鈴木さん。
放送後、本店の正面玄関に家族が並ぶコーナーを設置したほか、八王子駅前から運行しているシャトルバスを「オー!マイキー」柄にリニューアルするなどキャラクターを活用。「店にいて、『見ました』などの声も頂くほか、高校生のような人たちの中には記念写真を撮っていく人もいると聞く」と八王子エリア統括店長の榎戸さん。「キャラクターを知らなかった人たちには新たなインパクトがあったのでは。知っている人たちにも懐かしさを感じさせたと思う」とも。
今回は地震対策などを踏まえて行っている外壁のリニューアル工事に合わせ、正面玄関上に「工事中でもお店はやっているんだね」と話すマイキーの姿をデザインした幕を掲げた。「大きくアピールしようと考え、玄関よりも大きなものを作ったところ、取り付け作業に大人数が必要になるなど結構大変だった」と榎戸さん。外壁のリニューアルは8月31日まで行う予定で、期間中は掲出を続けるという。
今後も店のブランディングなどと併せながら、キャラクターを活用していく方針。「小売店としては、お客さまに暮らしの提案をさせていただくことがコンセプト。売り場の見せ方なども原点に立ち返って考えていきたい」と鈴木さん。
営業時間は10時30分~19時30分。
「家具は村内、八王子」のキャッチフレーズで知られる同社。現在は八王子を中心に東京と神奈川に計4店舗を展開。インテリアショップ「OKAY」や本店敷地内に同社村内道昌会長が集めた西洋絵画を展示する「村内美術館」を開館するなど文化事業も手掛ける。