八王子周辺の大学に通う留学生や外国人との交流イベント「八王子国際協会設立記念事業 国際交流フェスティバル2008」が9月28日、八王子東急スクエア(八王子市旭町9)にある「八王子市学園都市センター」で開催される。
同イベントは外国人と市民との間の交流を通じて、お互いの習慣や文化への理解を深める目的で行われているもので、今回で10回目。
2005年までは外務省所管の独立行政法人「国際協力機構」(JICA)が中心となって、八王子市生涯学習センター(通称=クリエイトホール)でイベントが行われていたが、2006年より市民ボランティア団体で構成される「八王子国際交流団体連絡会」と八王子周辺大学の学生で構成される「八王子市学生委員会」が協力して「国際交流フェスティバル実行委員会」を結成。八王子市学園都市センターに会場を移してイベントが行われるようになった。昨年は800人が来場した。
今年は「見よう!話そう!学ぼう!」がテーマ。ギャラリーホール(11階)では「世界のこどもたち」をテーマにした写真展や、JICAによる体験学習コーナー、発展途上国との貿易で注目される「フェアトレード」に関するワークショップなどを開催する。
イベントホール(12階)では世界各国の民族音楽や踊りのパフォーマンスに加え、世界各国の人々が自らの国を紹介する「異文化交流スペース」を開設。今年は9カ国のブースが設けられる。ほかにも、民族衣装の試着体験やお茶会、会場内を回ってクイズに答えるスタンプラリーなどを行う予定。
「家庭からペットボトルのキャップを持ち寄ってもらって作られるオブジェ」が目玉と話すのは八王子市市民活動推進部学園都市文化課の峰尾さん。持ち寄られたキャップはその後、発展途上国でのポリオワクチン接種のために寄付される。
開催時間は10時~16時。今年は1,000人の来場者を目指す。