帝京大学八王子キャンパス(八王子市大塚)で1月18日、同キャンパスの公式オリジナルマスコットキャラクター「てぃーぼー」がお披露目された。
大学創立50周年に先駆けて行われた同企画。同大の学生チューター企画班が中心となって、昨年1月ごろから活動を行ってきた。「オープンキャンパスで高校生や保護者の皆さんと関わっている中で、キャンパスのイメージがあまりうまく伝わっていないと感じていた」と同大経済学部2年で公式マスコットキャラクター製作実行委員長の二宮さん。「どういう風に伝えればいいかと考えた結果、学生の特徴などを一発で伝えられるマスコットキャラクターを作ろうということになった」
今回はキャラクター決定までの間に3つのステップを設定。「やる以上はイベント性を持たせたかった」と二宮さん。キャラクターデザインは公募し、ここで集まった287点の作品の中から5点まで絞り込んで、「総選挙」と称した学内投票を行った。その後、決まったデザインに合う愛称を学生や職員、卒業生や保護者などからあらためて募集。これら全てがまとまり、発表にこぎ着けたという。この1年について、「第2弾、第3弾くらいからすごく盛り上がり、『面白いことやってるね』『楽しいね』と言われるようになった」と振り返る。
当日はキャンパス内の学生ラウンジで発表会を開催。会場にはマスコットを描いたパネルを用意したほか、同大書道部が書き上げた愛称が発表されると、集まった学生がクラッカーを鳴らして祝った。愛称は帝京大学を意味する「てぃー」と坊やを意味する「ぼー」から。名付け親の同大経済学部2年の笠原さんは、今回のキャラクターについて、「見た目が燃えていて、情熱がある感じがした」としたうえで、「キャラクターを見て、高校生にどういう大学なのか興味を持っていただいたり、大学を卒業した人にもこのような企画を通して発展していることを伝えられたりできれば」と話す。
「てぃーぼー」については着ぐるみの製作も進めており、新年度から活用する予定。「部活動の応援にどんどん連れて行ったり、キーホルダーなどのグッズ製作に取り組んだりしていきたい」と二宮さん。「帝京大学の皆さんで作ったマスコット。皆さんの思いを託しているので、このキャラクターには帝京大学を盛り上げてもらうとともに、名前をどんどん広めてほしい」と呼び掛ける。