ソニー(品川区)とオリンパス(新宿区)は4月16日、医療事業を行う合弁会社「ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ」(八王子市子安町4)を設立した。
同社はソニーが51%、オリンパスが49%を出資して設立した新会社。資本金は5,000万円で、本社をJR八王子駅南口の再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」に置く。
新会社ではソニーが持つデジタルイメージング技術などと、オリンパスが有する光学技術や医療機器の開発・製造技術を融合。水平約4000、垂直約2000の画素数を持つ「4K解像度」と3D機能を組み込んだ新型の外科用内視鏡の開発・設計などを目標に据える。「質の高い医療の機会を多くの人々へ届けることで、世界の医療の発展への貢献を目指す」と同社。
新会社の設立を受け、ソニーの平井一夫社長兼CEOは「ソニーは、メディカル事業を中長期的な成長領域として位置付け、強化すべく取り組んでおり、この度、その中核となる合弁会社が設立されたことを大変喜ばしく思う」とコメント。オリンパスの笹宏行社長も「両社の技術を融合しシナジーを最大限に発揮させることで、オリンパス単独では成し得ない革新的な製品を開発し、世界の医療の発展に貢献できるものと確信する」と意気込みを見せる。
両者は昨年9月に資本業務提携を締結。医療事業を行う合弁会社を設立することを発表していた。