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老舗酒蔵の若手社長招き「継承」テーマにトーク-「八王子古本まつり」の一環で

観客を前にカフェでトークを展開

観客を前にカフェでトークを展開

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 イベント交流スペース「マニeカフェ」(八王子市中町)で5月3日、久保田酒造(神奈川県相模原市)の久保田晃社長を迎えてトークイベント「若者が未来へつなぐ 酒蔵の継承物語」が開かれる。

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 今月2日から始まる「八王子古本まつり」の一環で企画された同イベント。今回で8回目を数えるトークイベントでは毎回、著名人や有識者などを会期に合わせて市内のカフェに招き、観客とともに話題を繰り広げる。

 久保田さんは1978(昭和53)年生まれ。昨年、1844年の創業から約170年の歴史を持つ老舗酒蔵の社長に就任した。特徴の一つがその経歴で、美術系大学を卒業後、2006年に杜氏(とうじ)に就任。現在では杜氏職は弟に譲ったが、30代にして同社の酒造りを引っ張っている。「プロフィール的には、酒造りと直接関係あるものではないのに、なぜ伝統産業である酒造りの世界に飛び込んだのか大変興味を持った」とイベントに携わる「古書げんせん館」(八王子市中野上町5)の坂田さん。

 当日は坂田さんと久保田さんの2人を中心にトークを展開。酒蔵を継いだ経緯や若さゆえのメリット・デメリット、酒造りへのこだわりなどについて話を掘り下げたうえで、同社の日本酒「相模灘」の試飲を行う。「伝統ある酒造りを守りながら、若者が未来につなごうとしているものは何なのか。その辺りを突っ込んで話したい」と坂田さん。「伝統産業やもの作りに興味のある方が20~30代に増えているので、2人の体験はそうした方々にとって大きなヒントになるのでは」とも。

 開演は19時。料金は1,000円(1ドリンク付き)で、定員は先着50人。参加には事前の申し込みが必要。

 今回の「八王子古本まつり」では「歴史」をテーマに据えてイベントを開催。八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)を中心に古書の露店販売などを行うほか、イベント「みんなで染めよう!大鯉のぼり」で作られた子どもたちによるオリジナルこいのぼりの展示など各所でさまざまな催しを予定する。開催時間は10時~19時。今月6日まで。

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