京王プラザホテル八王子(八王子市旭町)が客室の改装を終え、9月初めから全室で無線LANサービスの無料提供を始めるなどする。
京王プラザホテル(新宿区)のグループホテルとして1994年9月に開業し、今年で20周年を迎える同ホテル。JR八王子駅、京王線・京王八王子駅に隣接しており、総客室数は200。「八王子地区を訪れる商用外国人客のステイ先として重用されているほか、ミシュランで3つ星に選ばれた高尾山へのハイキングコースの起点にもなっている」と同社担当者。
客室改装は京王プラザホテル多摩(多摩市落合)とともに2010年度から順次進めてきた。今回の改装で、「武蔵野の自然をテーマに、美しい情景を切り取った、くつろぎと安らぎの雰囲気に満ちた客室に生まれ変わった」という。投資額は両ホテル合わせて約2億2,000万円。
改装に合わせ、これまで4室だった「レディースルーム」を12室に増室。花柄のカーペットやダイヤ柄のクロスなど、「花束の上で眠るような女性好みのテイストに仕上げた」と担当者。アメニティーにもこだわり、スチーマーや体脂肪計を常備するなど女性のライフスタイルを意識。「近年は女性が一人で出張することも多く、アクセスの良好さ、シティホテルの安心感などの強みをよりアピールできるようレディースルームを増室した」と話す。料金は1室1人=1万8,680円(サービス料・税含む)。
9月からはパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを使う利用客の利便性向上を狙い、全室で無線LANサービスも始める。「京王プラザホテル八王子では、もともと外国人個人客のお客さまも契約企業を中心に数多くご利用をいただいており、そうしたお客さまのニーズにもかなうようWi-Fiの整備などを行っている」と担当者。「ビジネスや観光で訪れる外国人個人客をはじめとする宿泊客の満足度向上を図る」と意気込む。