![カメラのシューマウントに取り付けて使用する「TM-2X」](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1380022771_photo.jpg)
音響機器メーカーのティアック(多摩市落合)は10月上旬、デジタル一眼レフカメラ向けのステレオマイク「TM-2X」を発売する。
幅=約5.7センチ、高さ=約6.9センチ、奥行き=約6.9センチの同製品。重さは75グラム。カメラのシューマウント部に取り付けて使用するもので、単一指向性のコンデンサーマイクユニット2基を逆V字型に並べるX-Y方式で配置した。「特定の対象物を撮影する動画撮影において有効性の高い収音方式」と同社。
使用時はカメラのシューマウントに同製品を取り付けたうえで、カメラ本体のマイク端子と接続。「カメラの録音レベルを撮影対象に合わせるだけで、カメラ単体での撮影を上回る高音質の動画撮影を楽しむことができる」という。電源はカメラ本体から供給するため電池は不要。デジタル一眼レフカメラ以外にビデオカメラなどでも使える。
本体には三脚用穴を装備しカメラ用三脚にも取り付け可能なほか、さまざまな接続方法に対応するため33センチの接続用ケーブルを同梱(どうこん)。撮影時にはカメラのオートフォーカスの動作音などが気になることもあることから、カメラ本体とマイクとの距離を物理的に離す「ノイズアイソレーションアーム」も用意するなどユーザーの用途にも配慮した。
「リニアPCMレコーダーと業務用音響機器のノウハウを存分に投入し、一眼レフ・カメラユーザーが手軽に高音質動画撮影を楽しめるアクセサリーを実現した。交換レンズやストロボと同じように、カメラバッグに入れて携行したい、カメラファン必携の新しいカメラアクセサリー」とも。
放送機器など業務用音響ブランドとして同社が展開する「TASCAM」ブランドで取り扱う。価格はオープン。