八王子で高さ15メートルの「どんど焼き」-夕やけ小やけふれあいの里で開催へ

「セエノカミ」の火を使って「まゆだま」を焼く様子

「セエノカミ」の火を使って「まゆだま」を焼く様子

  • 0

  • List
  •  

 八王子市夕やけ小やけふれあいの里(八王子市上恩方町、TEL 042-652-3072)で1月19日、地域の伝承行事を模した「どんど焼き」が行われる。会場は園内「星ふる広場」。

[広告]

 毎年1月15日の「小正月」に合わせて日本各地で行われる「どんど焼き(どんどん焼き)」。正月の門松や書き初めで書いた習字、お札、祈願が達成された「だるま」などを持ち寄り、火をつけてたき上げる。

 同園がある恩方地区には竹や縄で作った「賽の神(セエノカミ)」に正月飾りなどをまとめて火をつけ、その火で「メーダマ」と呼ばれる団子を焼く市指定の無形民俗文化財の伝承行事「上案下(かみあんげ)のセエノカミ」がある。イベントはこの行事を再現したもので、2000年から毎年行われている。今回で14回目。

 当日は高さ15メートル、幅2メートル、重量2トンにもなる「セエノカミ」を会場に設置。火をつけた後は「まゆだま」と呼ばれる団子を来場客に焼いてもらう。「その火で、まゆだまを焼いて食べると風邪をひかない」と同園。「無病息災に御利益がある」とも。今年は600個の「まゆだま」を用意するという。

 同所は宿泊施設やキャンプ場を備える市のレクリエーション施設。農林業体験ができるほか、西東京バス(明神町3)から寄贈された都内最後のボンネットバス「夕やけ小やけ」号、同所の近くに生家がある童謡「夕焼小焼」の作詞家・中村雨紅に関する資料なども展示する。

 開催時間は10時~12時。入場料は、大人=200円、中学生以下=100円(4歳以下は無料)。

八王子経済新聞VOTE

「八経」こと八王子経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース