京王電鉄は1月18日から、高尾山にあるそば店などと連携して「冬そばキャンペーン」を実施する。

昨年運行された臨時列車「高尾山冬そば号」

　高尾山周辺のそば店18店が参加して行われる同キャンペーン。高尾山では消化吸収の良いそばと「とろろ」を組み合わせた「高尾山とろろそば」が親しまれており、麓から山頂にかけて、そば店が数多く点在する。同キャンペーンは、このそばをさらに広めようと毎年1月から3月にかけて展開しており、今年で12回目を迎える。

　京王線・京王井の頭線の各駅では、100円分の割引券3枚が付いた「高尾山そばマップ」を配布。参加するそば店で500円以上のそば、うどんを食べる際に使えるほか、マップ内のスタンプ欄に各店でスタンプを集める企画も行う。「高尾山商店会」の食事・買い物券などが抽選で当たる「3スタンプ賞」などのほか、全店で食事をした客に「全店制覇賞」として「そば処18店制覇認定証」を贈る。

　キャンペーン初日の今月18日には、ケーブルカー清滝駅前で訪れた客にその場でかけそばを食べてもらう「振る舞いそば」を提供。当日は250食を用意し、同社が京王沿線の魅力を発信しようと行っているキャンペーン「プラットガール」で、キャラクター「高尾かえで」を演じる女優の横田美紀さんも参加する。整理券の配布は9時30分から。

　2月22日には高尾山薬王院（八王子市高尾町）で門前町の店を構える店主らが、打ったそばを同院に献上する「高尾山そば奉納」を開催。これに合わせ、京王電鉄と東京都交通局は同日に臨時列車「高尾山冬そば号」を運行する。同列車は同イベントの開催時間に合わせた直通急行列車で、都営地下鉄新宿線・大島駅から京王高尾線・高尾山口駅までの間をオリジナルのヘッドマークを付けて走る。今年は大島駅を9時37分に出発。都営新宿線内の大島駅～新宿三丁目駅間は各駅停車、京王線内の新線新宿～高尾山口駅間は急行として運転。終点の高尾山口駅には11時に到着予定。イベントは13時から。

　キャンペーンは3月31日まで。