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八王子、「住みたい街ランキング」で3年連続全てランク外-市は街の売り込み目指す

3年連続で「住みたい街ランキング」でランク外となってしまった八王子

3年連続で「住みたい街ランキング」でランク外となってしまった八王子

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 リクルート住まいカンパニー(千代田区)は3月2日、「2015年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング 関東版」を発表し、八王子は3年連続でランク外となった。

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 賃貸物件などを紹介するサイト「SUUMO(スーモ)」を運営する同社。毎春、ネットを使ったアンケート調査を踏まえて、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城の関東圏の中で、住みたい街や駅などを発表。今年の「住みたい街(駅)」は、1位が吉祥寺となり、恵比寿、横浜、目黒、武蔵小杉と続いたほか、「住みたい行政市区」としては、1位の世田谷区以下、港区、目黒区、文京区、武蔵野市などがランクインした。

 今年のランキングには、「住みたい街」の20位に三鷹、26位に立川が入るなど多摩エリアの街も登場。しかし、八王子に関しては「住みたい街」「今後、地価が値上がりしそうと思う街」「今払える予算内で住みたい街」「穴場だと思う街」「住みたい行政市区」のすべてでランク外となっており、中でも「住みたい街」に関しては3年連続でランク外となってしまったことから、ネットでは「人気なしか」(原文ママ)などの声が聞かれた。

 「残念ながら八王子はランキングに入っていないが、将来の人口減少に備えて、選ばれ続ける都市にしたい」とシティープロモーションなどを担当している市都市戦略課の橋本さん。実際には転出人口よりも転入人口のほうが多く、市が行っている「市政世論調査」でも定住意向率が9割を超えることから、「一度住んでいただくと、八王子の良さをご理解いただけるのでは」としたうえで、「まだ一般的には八王子がどんな街なのか、イメージの売り込みが十分でなく、認知されていないのかもしれない」と話す。

 市では今年度末までにシティープロモーションについての方針をまとめ、来年度以降、実行計画の段階に移るという。「映像や写真などを使って市外に発信していく。八王子がどんな街なのかアピールしていかなければならない。4月には中核市に移行し、2017年には市制100周年を迎えることもあるので、市内外に八王子の魅力を発信し、まずは訪れてもらえるようにしたい」と意気込む。

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