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八王子の道の駅でフェア 東京農大卒ハチロク世代、「新たな食文化醸す」目標に

八島食品が手掛ける八王子産ミニトマトを使ったトマトジュレ

八島食品が手掛ける八王子産ミニトマトを使ったトマトジュレ

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 道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)で5月14日・15日、東京農業大学のOBが集まり、手作り商品を販売する「東京農大OB祭」が行われる。

「東京農大OB祭」のイベントフライヤー

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 農家と加工業者、コンテンツ制作者の間をつなぎ、さまざまな事業を行っている、みんなの農業(三鷹市)が主催する同イベント。今回は、1986(昭和61)年生まれの同大出身者による会「農大ハチロク世代」に参加する経営者らが手掛ける、さまざまな商品を紹介する。

 浅漬けを中心に扱う八島食品(福島県伊達市)、さまざまなみそを扱う高村商店(長野県千曲市)、パンの製造販売を行うパネックス(岐阜県可児市)、福田酒造(長崎県平戸市)に加え、野辺山で大規模農業を展開するアグレス(長野県南佐久郡南牧村野辺山)の5社が参加。八王子産のミニトマトを使ったトマトジュレやみそあんを使ったパン「おばすて味噌蔵ぱん」など、それぞれが工夫を凝らした一品を紹介する。

 同大卒の同級生4人が集まって、2013年に設立された同社。「農大ハチロク世代」の活動は昨年初夏頃から始めた。「1986年生まれの経営者に『君もハチロク世代なんだね。大成している人が多いから頑張ろう』と言われ、ハチロクという言葉を知った。その後、同じハチロク世代でもある八島食品から新商品をプロデュースしてほしいと依頼があり、自分たちの活動が広まったことから、6次産業だけでなく海外でも通用する組織にしようと会を結成した」と「みんなの農業」の秋丸さん。

 会としてイベントを行うのは今回が初めて。道の駅を会場に選んだことについては、「東京唯一の道の駅という話題性と、東京と地方を結ぶという道の駅のコンセプトが私たちと合っていたから。八王子を盛り上げるため、今後も農大ハチロク会が中心となって、道の駅においしいものを集めたい」と秋丸さん。全国で活躍するOBの存在を踏まえて、「お客さまの笑顔が見たくて、手間暇かけておいしいものを提供したいという思いから、丹精込めて手作りで仕上げているので、ぜひこの機会に味わってもらえれば」と呼び掛ける。

 同所は2007年に開業した都内唯一の道の駅。八王子の野菜にこだわったフードコートや農産物直売所に加えて、市内の生産者による加工品の販売会など定期的にイベントも行っている。

 開催時間は9時~16時。

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